朝まで安眠出来る!おすすめのキャンプ寝袋をご紹介!
夜も過ごせるキャンプ。ビスケットに焼いたマシュマロを挟むスモアやキャンプファイアー、バーベキューなど楽しみがいっぱいですよね。夜に空を見上げれば、街灯などに邪魔されることなく見える満天の星空を満喫することも出来るでしょう。しかし、寝袋は普段の布団とは違うため、キャンプの夜を過ごす寝袋の選び方に迷う方も多くいると思います。今回は、そんなキャンプに持って行きたい寝袋のおすすめをご紹介します。
寝袋のタイプは3種類!
キャンプで安眠を得るために欠かせない寝袋。専門用語では「シェリフ」と呼ばれ、大きさや快適に過ごすことの出来る温度の違う様々なモデルが販売されています。そんなキャンプで使う寝袋は寒さから身を守るために多かれ少なかれ体に密着しています。いざ寝て見たら、動きづらくて寝づらい!なんてことが無いように注意しなければなりません。では、実際寝袋にはどんな種類があるのでしょうか?
定番はマミー型
キャンプの寝袋と言えば、定番はマミー型。足先に行くほど細くなるタイプでミイラやミノムシを連想させる形をしています。その最大の特徴は、寝袋と体がより密着するため、体温が逃げにくくより温かさを感じることです。様々なタイプの寝袋がありますが、やはりマミータイプの温かさは群を抜いています。
ただ寝袋の中での身動きはほとんど出来ないため、寝袋を使う経験が浅い方は窮屈に感じるやすいというデメリットがあります。軽量でコンパクトなモデルが多いのも特徴の寝袋のタイプです。
余裕がある封筒型
マミータイプとは違い、足先が広がっている封筒のような形の寝袋です。多少中に余裕があるため、身動きが取りやすいのが特徴。窮屈さが苦手な方や開放的に寝たいという方に向いています。モデルの中には、2つを連結させることが出来るものもあるため、家族や夫婦・カップルにもぴったりなモデルです。
折り畳めるコンパクトなモデルも多いです。デメリットとしては、マミータイプよりも遥かに隙間が多いため、寒さを感じやすくなります。頭の部分を紐で引き締めて隙間を無くすことは出来ますが、あまり寝袋と体が密着しないため、足先の寒さを感じやすいでしょう。
着たまま動ける人型タイプ
寒い時期にキャンプに行った際、外でも温まりたいと思いますよね。火を焚いたとしても背中は寒いですし、かと言ってせっかくキャンプに来たのにテントの中でずっと過ごすというのはもったいない感じがします。そんな時に役立つのが、着たまま動くことが出来る人型の寝袋です。
着たまま外に出て自然を堪能し、寝る時はそのまま横になればOKです。密着するので保温性が高く、寒い時期や土地でのキャンプでも安心して使えるでしょう。デメリットとしては、マミータイプと封筒タイプとは圧倒的にモデルの種類が少ないことです。選べる選択肢が少ないので、納得出来る商品があれば、ラッキーです。
季節と温度で選ぼう
キャンプといってもいつ行くかによってその気温は大分変わってきます。季節問わず使える寝袋ならともかく、ほとんどの寝袋はその寝袋が持つ快適使用温度と限界使用温度というものがあります。いつキャンプに行きたいのかを想定して、寝袋が適した2つの温度を確認する必要があるんです。夏の暑い時期には通気性な良い薄めの寝袋の方が寝やすいですし、冬には寒さを通さない防寒機能が優れている寝袋の方が過ごしやすいですよね。
快適使用温度とは?
快適使用温度とは、この気温下なら快適に過ごせますよ、という目安です。寝袋に表示してある温度からプラス5〜10℃高めのものを購入することをおすすめします。というのも、気候というのは日々によって違い、体感温度も人によってかなり差があります。
ぴったりな快適使用温度を購入しても、それが自分にぴったりな体感温度になるか、気温が下がる夜を快適に過ごせるかと言われれば不安な面が残ります。使用する状況にも大きく左右されると思いますが、もしも想定した以上に寒くなったらと考えると多少温かいものを選ぶのが無難かなと思います。
限界使用度とは?
反対に限界使用温度とは、寝袋で過ごすことの出来る限界の温度のことです。ロケーションや季節によって、夜が予想以上に冷え込むことが多いもの。最低気温に寝袋が対応していないと、寒さに震えながら夜を過ごすことになってしまいます。
こちらも快適使用気温同様やや高めのものを選ぶようにしましょう。夏用であれば、5〜10℃、春・秋用であれば、-5〜5℃、冬用であれば-5℃以下の限界使用気温に対応した寝袋がおすすめです。特に川の近くや山は冷え込む時はものすごく冷え込みます。朝まで寝袋の中で快適に過ごすためにも、自身に合った寝袋を選んでください。
中綿の素材にも注目
保温性の高さ決める中綿。入っている量によってその性能は左右されますが、使われている素材によっても大きく左右します。
中でも、寝袋に使われる綿の種類の中でも扱いやすいのが化学繊維であるポリエステルです。水に強く扱いも簡単なため、多くの寝袋に使われています。ポリエステルが入っている寝袋は安価なものも多く、寝袋の種類も豊富なメリットもあります。
圧力をかければ折り畳みも可能ですが、圧縮性はあまり高くないためかさばりやすいという特徴があります。自宅での収納にも場所を取ってしまうでしょう。
天然素材では、コットンやダウンがあります。通気性が良いコットンは保温性も高いと特徴を持ちますが、冬用と言うよりもどちらかというと夜はあまり冷え込まない春や夏用でしょう。反対に高級羽毛布団の素材としても知られているダウンは、抜群の保温力と軽さを誇ります。ポリエステルの寝袋よりも高価な寝袋ですが、その分安眠がバッチリ。
圧縮性にも優れきちんと平らになるよう足元から丸めていけば、かなりコンパクトに収納することが出来ます。ただ、ダウンの寝袋は扱いが他よりも難しいという特徴があります。水に濡らすと潰れてしまうだけでなく、元の保温性も落ちてしまいます。保管場所も風通しの良く、湿気が少ない場所で保管しなければいけません。
コンパクトな寝袋は収納も便利
キャンプは、必然的に荷物が多くなりがちです。特に夜も過ごすキャンプは、寝袋も含め荷物が多くなるのは避けられないでしょう。そんな時にどうしたって役立つのがコンパクトさや収納の良さ。折って丸めて付属に袋に入れた時のサイズは意外と重要で、持ち運べるのかそれとも車移動の方が適しているのかが左右されます。また、自宅で保管をする際、場所を取らないので収納が楽です。寝袋の収納時のサイズが、15×30㎝のものならば、かなり優秀です。
洗えたら、いつでも清潔
洗濯層にさえ入れば、家庭用の洗濯機でも洗える寝袋も多くあります。丸洗いOKな寝袋だけれど、洗濯機に入らない、入っても余裕がないため洗うのが不安という方は、布団も洗えることが出来るコインランドリーを利用しましょう。
キャンプは屋外なので、寝袋が汚れる可能性が十分にあります。また、寝袋の中で寝るので洗わないでいると、匂いや衛生面が気になるという方も多いでしょう。あらかじめ寝袋が洗濯OKかどうかを確認してから購入するとその後のお手入れも楽ちんです。
キャンプに持って行きたいおすすめの寝袋8選
寝袋のタイプや使われている素材の特徴などをご紹介しましたが、実際使うとしたらどんな寝袋がおすすめなのでしょうか?寝袋の中でもおすすめのモデルをご紹介します。
1.TKTOP 封筒型 軽量210T防水シュラフ
タイプ | 封筒型 |
季節 | 春夏秋冬 |
表地 | 210T高密度生地(ポリエステル)+撥水コーティング |
裏地 | ポリエステル |
中綿 | コットン |
使用サイズ | 縦約180×約30(頭部)×横幅150㎝ |
収納サイズ | 約35×17㎝ |
重さ | 1kg、1,4kg |
洗濯 | 可能 |
寝袋のカラーは、全8種類と好きなカラーを選ぶことが出来るTKTOPの寝袋です。耐久性のある201Tポリエステルで出来ており、肌触りが良く防寒性、保温性、汗をすぐ吸収する吸水性、通気性に優れています。ジッパーを全て開ければ、マットとして広げる事も可能なのでゆったりと寝転がる事が出来ます。
もちろん、災害用としても活用出来ますし、複数人座れるので色々な活用が出来るでしょう。シワになりにくい素材のため、扱いも簡単で洗濯での丸洗いも可能。軽く、持ち運びもしやすいため、気軽にキャンプに持って行ける寝袋です。
2.LEEPWEY 寝袋 封筒型 軽量
タイプ | 封筒型 |
季節 | 春夏秋冬 |
表地 | 210Tポリエステル×撥水コーティング |
裏地 |
ポリエステル100% |
中綿 | コットン |
使用サイズ | 210×75㎝ |
収納サイズ | 35×17㎝ |
重さ | 900g、1.4kg、1.8kg |
洗濯 | 可能 |
重ければ重いほど低い気温に対応しているモデルを選ぶことが出来るため、同じシリーズの寝袋でオールシーズンがカバー出来ます。封筒タイプの寝袋のため、中での寝返りも可能。頭の部分を伸縮ベルトで閉める事で、サーフサークルカバーになり寒さが入り込むことがありません。保温性にも優れているので、朝まで快適に過ごせるでしょう。
中で眠るだけでなく、広げるとマットや掛布団としても使用が可能。キャンプだけでなく災害を始めとする多くの場面で役立つ寝袋です。収納は、横半分に折った状態でクルクルと先の方から丸め、付属の袋に入れるだけOK。収納が簡単なだけでなく、大きさそのものもコンパクトです。
外側は撥水加工をされており、速乾性にも優れています。いつでも清潔な状態を維持出来るよう丸洗いも可能。アイロンは使用せず、自然乾燥の場合は日陰干しをしてくださいね。
3.Caleman 「マルチレイヤースリーピングバッグ 2000034777」
タイプ | 封筒型 |
季節 | 春夏秋冬 |
表地 | ポリエステル |
裏地 | ポリエステル |
中綿 | ポリエステル |
使用サイズ | 90×200㎝ |
収納サイズ | 39㎝(高さ) |
重さ | 4.9kg |
洗濯 | 可能 |
3枚のレイヤーを組み合わせる事により、1つでオールシーズンをカバーすることが出来る寝袋です。気候や気温、体感温度に合わせてその都度調節することが出来るので、組み合わせはまさに使用者次第。多様な使い方が出来るので、コスパも最高です。
中の素材も柔らかく、空間的に余裕があります。収納サイズは大きく重さもそれなりですが、肩にかけることが出来る付属のカバンが付いてきますので持ち運びは難しくありません。撥水加工はないため、表地が多少水分を吸収しますが、乾燥させれば問題ありません。
4.BUNDOK 「マミー型 シュラフ BDK-61」
タイプ | マミー型 |
季節 | 冬 |
表地 | ナイロン40D(防水加工) |
裏地 | ポリエステル |
中綿 | ポリエステル(ホローファイバー) |
使用サイズ | 長さ220×幅90㎝ |
収納サイズ | 30×42㎝ |
重さ | 1540g(綿のみ) |
洗濯 | 可能 |
真冬下でも快適に使用が出来るBUNDOKの寝袋です。最低気温が氷点下になり、霜が降りるほどの環境でも分厚い綿のおかげで寒さに悩まされることなく眠ることが出来ます。価格もこのスペックでは安く、コスパとしても優秀。ただ中綿が1540gほど入っているので、収納しても大きく持ち運びは大変です。他の荷物の事を考えると、車移動がおすすめ。
製品によっては首元のドローコードが締めにくいという意見もあります。マミー型なので寝返りを始めとする動き全般が取りにくく、またジッパーを全て閉めると完全なミノムシ状態になります。とにかくサイズは他の製品と比べると大きめですが、その分温かさは保証出来る寝袋です。
5.Coleman 「Palmetto 寝袋 180㎝まで対応」
タイプ | 封筒型 |
季節 | 冬 |
表地 | ー |
裏地 | ー |
中綿 | ポリエステル |
使用サイズ | 191×84㎝ |
収納サイズ | 43×30㎝ |
重さ | 1.4kg |
洗濯 | 可能 |
日本未発売のColemanの寝袋です。Amazonでの購入の場合は、海外から発送されます。寝袋の中にはインナーポケットがついており、同じモデル同士を連結させることが出来ます。
身長180㎝までの対応で、Thermolockが放熱を防いでくれるため、快適な睡眠をとることが出来ます。並行輸入品のため、説明書は全て英語です。寝袋の足元はジッパーがついていますし、寝袋そのものを全開にすることが出来るので暑い場合は開け閉めの具合で熱さを調節することが可能です。
6.CAPTAIN STAG 洗える人型シュラフ UB-11
タイプ | 人型 |
季節 | 春夏秋 |
表地 | リップトップポリエステル100% |
裏地 | ポリエステル100%(マイクロファイバー) |
中綿 | ポリエステル100%(ウルトラファインファイバー) |
使用サイズ | 62×190㎝ |
収納サイズ | 外径24×高さ38㎝ |
重さ | 1.6kg |
洗濯 | 可能 |
速乾と高い保温力があるウルトラファインファイバーで出来た人型の寝袋です。大型の洗濯機であれば洗濯も可能なので、いつでも清潔に使用が出来ます。使用温度目安は10℃~なので、冬よりも春先からが使いやすいでしょう。
冬に使いたい場合は、寝袋を着た状態で別の寝袋や毛布をかけ布団として使うか、ゆったりとした封筒型の寝袋の中に入るなどをすれば快適です。身長や胸囲はややゆったりしているので、窮屈な思いをせずに着たまま過ごすことが出来ます。着たまま動くことが出来るので、災害などの緊急時や寒い時期に家で過ごす時にも活用出来るでしょう。
7.DOD 「わがやのシュラフ S4-511」
タイプ | 封筒型 |
季節 | 春夏秋 |
表地 | ポリエステル |
裏地 | コットン |
中綿 | ポリエステル |
使用サイズ | 200×230㎝ |
収納サイズ | 36×66㎝ |
重さ | 4.8kg |
洗濯 | 可能 |
連結させれば家族4人が並んで寝ることが出来る寝袋です。分裂させれば2人ずつで寝る事も可能。大きさはありますが片付けがとにかく楽な設計になっています。バックがテントに直接に縫い付けられているので、畳んで被せたら両サイドのファスナーを閉じ、バックルとコンプレッションベルトで固定したら終了です。
大きさはそれなりにあるので、車のスペースを結構取ります。さらっとした肌ざわりのコットンは肌に張り付くこともなく快適に過ごせるでしょう。手入れもしやすく、洗濯機による丸洗いも可能です。しかし、実際に寝てみると思った以上に薄かったと感じる方も多いようなので注意が必要です。
8.Sopii ダウン 寝袋 マミー型
タイプ | マミー型 |
季節 | 春夏秋冬 |
表地 | 400Tナイロン |
裏地 | 400Tナイロン |
中綿 | ダウン50%、フェザー50% |
使用サイズ | 210×80㎝ |
収納サイズ | 20×30㎝ |
重さ | 700g、1.3kg |
洗濯 | 可能 |
オールシーズン使うことが出来るSopiiの寝袋です。カラーは8種類。ダウン50%、フェザー50%なので、軽いのにとても暖かい寝袋です。夜や朝方の底冷えも気にすることなく安眠を確保することが出来ます。
肌触りの良いナイロンは、まるで布団のような手触りで簡易防水性のため結露から中のダウンを守ってくれます。ファスナーは日本製であるYKKで、耐久性があり開け閉めが楽。ポリエステルと違って圧縮性が高いため、非常にコンパクトに収納が多能です。冬用としての機能は十分で、氷点下を大幅に下回る東北でも寒さを感じる事なく使用が出来ます。
まとめ
キャンプの夜も快適に過ごすために不可欠な寝袋。カラーやデザイン、素材も様々なので自分好みの寝袋を見つけるのもキャンプの楽しみのひとつになるでしょう。
いつもと違う環境下で過ごすキャンプの夜は、思った以上に冷え込んだり底冷えが酷かったりすることも多くあります。上手に寝袋を選び、時には寝袋の底に敷くマットやシートを利用して快適な夜を過ごしてください。連結させたり家族全員で眠ることが出来る寝袋なら、キャンプの夜ももっと楽しむことが出来るでしょう!