パソコンとテレビを接続するには?パソコンでテレビを見る方法について
パソコンの画面をテレビに映し出したり、テレビ番組をパソコンで視聴したりとパソコンでできることを増やしたいのなら、ケーブルで接続したりチューナーを使用するという方法があります。
また、DVDを視聴するために必要なものについてもご紹介しますので、パソコンで色々視聴してみたい方はぜひチェックしてみてください。
HDMIケーブルを使用する〜パソコンとテレビを繋げる方法〜
パソコンの画面をもっと巨大なテレビに映したいというのであれば、HDMIケーブルを使用するという方法があります。
パソコン上の画面をテレビに出力するだけなので、そこまで手間のかかる作業でもありません。
アイテム解説〜接続方法〜
HDMIケーブルを使ってテレビにパソコンを接続する方法は至ってシンプルです。
ケーブルとパソコンを繋ぎ、テレビ側は入力切換操作でHDMIを選択すればパソコンの画面はテレビに映し出されます。
デスクトップ、ノートパソコンともに操作方法は変わりませんので、HDMI端子さえあれば簡単に出力可能です。
価格も2000円前後ですので、パソコンの画面をテレビに出したいのであれば、購入してみましょう。
パソコン側の画面もそのままにしたいのなら、マルチモニターにすることで解決できます。
Windowsのマルチモニター設定方法
・設定を出す
・システム→ディスプレイを選ぶ
・ディスプレイ内のメニューを下にスクロールしていくと「複数のディスプレイ」という項目から、「表示画面を複製(拡張)する」を選ぶ
以上でマルチモニターとして使用可能です。
HDMI端子がパソコン側に無いのであれば、変換ケーブルを購入することで解決します。
アイテム解説〜パソコンとテレビを接続してもパソコンにテレビ番組は映せない〜
HDMIケーブルを接続したとしても、テレビ側の画面をパソコンに映すことはできません。
これは、テレビ側には映像を出力するための端子が存在せず、あくまでも受け身にしかなっていないからです。
パソコンも出力はできても入力はできませんので、テレビとは逆の意味でできません。
パソコン上でテレビの番組を見たいのであれば、テレビチューナーと呼ばれるものが必要となります。
テレビチューナーを使用する〜番組を見るだけならチューナーもあり〜
パソコンでテレビの番組を見たり、録画して自分用にCMを抜いたりと編集したいのであれば、テレビチューナーを使用するのもおすすめです。
テレビチューナーはデスクトップに内蔵されているものもありますが、USB接続タイプ、ワイヤレスタイプと種類があり、内蔵されていないものでも後付けで見れるようにすることは可能です。
もちろん、内蔵タイプをあとから自分で搭載することだってできます。
テレビチューナーを使用する際は、専用ソフトを使用しますので、メーカーにあわせてダウンロードします。
テレビチューナーはワンセグチューナーと地デジチューナーと種類が存在します。
アイテム解説〜テレビチューナーの使い方〜
今回はUSB接続タイプとワイヤレスタイプの使い方についてご紹介していきます。
USBタイプの使い方は以下のような流れです。
・チューナーに付属されているCD‐ROMをパソコンに挿入する
・手順に従って機器を接続する
・チャンネルの設定をして完了
使い方に沿って進めれば、そこまで手間のかかる作業でもないのが魅力的です。
続いてはワイヤレスタイプの接続方法です。
・説明書に従ってワイヤレスタイプのチューナーの接続を行う
・パソコン、チューナー間をWi-Fiにて接続
・チャンネルの設定をして完了
チューナーの接続手順がメーカーによって大きく変わりますので、説明書の手順にしたがって正しく行ないます。
直感で対応すると失敗しますので注意しましょう。
アイテム解説〜地デジチューナーについて〜
テレビチューナーの地デジチューナーというのは、一般的なテレビでも受信している地上デジタル放送を受信するためのテレビチューナーです。
地上デジタル放送はフルセグとも言われ、映像も比較的綺麗に映し出します。
パソコン作業のちょっとした息抜きに綺麗な映像でテレビが見たいという時にも便利です。
電波を受信できる範囲は少し狭いので、ノートパソコンのように持ち運ぶようなものについては相性が悪いので、使用するならデスクトップパソコンのように一か所に固定してあるもので利用しましょう。
アイテム解説〜ワンセグチューナーについて〜
ワンセグチューナーの場合はワンセグの電波を受信して番組を映します。
地上デジタル放送(フルセグ)と比較して、画質は落ちてしまいますが、携帯電話などのような小型の端末に簡易放送を受信させる性質上、電波が届く範囲が広いのが特徴です。
そのため自宅の中はもちろん、外出先でもテレビの電波を受信できますので、ノートパソコンを持ち運んでテレビを見たい、という場合にも便利です。
地デジチューナーとどちらにしようか迷っている場合は、どんな使い方をするのか考えて、移動が多いならワンセグチューナー、ノートパソコンでも自宅でそこまで移動しないのなら地デジチューナーとすると判断しやすいです。
外付けDVDドライブを使用する〜ドライブのないパソコンでもDVDの再生が可能になる方法〜
テレビ番組ではなく、パソコンのデスクトップ上でDVD鑑賞を手軽に楽しみたいのなら、外付けDVDドライブを使用するという方法があります。
この方法なら、パソコン本体にDVDドライブがついていない場合でもDVDの再生が可能となります。
DVDドライブには据え置き型、ポータブル型と種類がありますので、自分が使用するならどっちが適切かによって購入を検討しましょう。
アイテム解説〜据え置き型〜
据え置き型の大きなメリットは、読み込み速度の早さです。
読み込みに加え、書き込み速度も向上しますので、DVD鑑賞意外にも書き込みなどで速度を早くしたいということであれば、こうした据え置きタイプがおすすめと言えます。
アイテム解説〜ポータブル型〜
一方のポータブル型については、据え置き型と比較して書き込み速度や読み込み速度は落ちるものの、手軽に持ち運べるというメリットがあります。
使用しているノートパソコンにDVDドライブがついていない等があるのなら、こうしたポータブル型もおすすめです。
アイテム解説〜電源の取り方やUSB規格もチェック〜
こうした外付けDVDドライブについては、電源の取り方がパソコン本体からなのか外部電源なのかという違いもあります。
また、USB規格も古いものだったりすると使用できないなどの弊害も出てしまいますので、注意が必要です。
購入の際はこうした電源の取り方やUSB規格についてもしっかりチェックしておきましょう。
ドライブ内蔵型や一体型パソコンを使用する〜ドライブ搭載済みや一体型のパソコンは楽〜
あらかじめDVDドライブが内蔵されているパソコンなら、DVDを挿入するだけで簡単にDVDの視聴が可能です。
また、購入の際に予め一体型を選んでおくと、PCで簡単にテレビが見れるだけではなく、モニターも綺麗で大きいものになるというメリットもあります。
スペックはやや劣ってしまう部分もありますが、これから購入を検討している場合は視野にいれても良さそうなパソコンです。
メリット解説
続いてはそれぞれのメリットについてご紹介していきます。
こうしたメリットが自分の目的に合っているか確認の上、自分にとって最適な方法を取るようにしましょう。
HDMIケーブルを使用するメリット
HDMIケーブルの大きなメリットは、PCの画面をテレビに出力できることです。
PCで遊んでいるゲームをテレビの大画面に映したい、パソコンで加入しているサブスクリプションサービスの映像を見たい、などがあるのでしたらこちらがおすすめです。
テレビチューナーを使用するメリット
パソコンでテレビの番組が見たいのであれば、テレビチューナーを使用すると良いでしょう。
一体型で無い場合、パソコン自体にテレビを見る機能がついていないことが多いので、純粋にパソコンでテレビを見るためにテレビとパソコンを接続したいということであれば、こうしたチューナーを使用する必要があります。
外付けDVDドライブを使用するメリット
DVDドライブが搭載されていないパソコンでもDVDの視聴などが可能になるのがこの外付けドライブの大きなメリットです。
自分の使い道に合わせて据え置き型かポータブル型か選んで購入できるのも、嬉しいポイントです。
ドライブ内蔵型や一体型のパソコンを使用するメリット
ドライブがすでに内蔵されているような場合は、とくに後付けで何かを購入する必要が無いのが大きなメリットと言えます。
また、テレビと一体型になっているタイプの場合、とくに面倒な接続や後付けのものを購入することなくスムーズにパソコンでテレビを視聴できます。
デメリット解説
続いてはそれぞれの持っているデメリットについてご紹介します。
なぜテレビとパソコンを接続したいのか目的をはっきりさせ、デメリットが致命的にならないように方法を選ぶようにしましょう。
HDMIケーブルを使用するデメリット
HDMIケーブルのデメリットは、テレビの画面をパソコンに出力することができないという部分です。
テレビをパソコンで見たいという理由で接続を考えている人は、HDMIケーブルを利用する方法は向いていないので注意しましょう。
テレビチューナーを使用するデメリット
テレビチューナーを使用する場合、フルセグ対応のものは電波を拾える位置が限られているため、自宅内でノートパソコンを移動させても上手く受信できない場合があります。
ワンセグチューナーはこうしたデメリットを解消できるものの、画質が落ちてしまうというデメリットがあるので、画質を落としてしまってもテレビが見たいのか、デスクトップパソコンで特に移動が無く、テレビも高画質で見たいのかで選ぶようにしましょう。
外付けDVDドライブを使用するデメリット
もともと光学ドライブがないパソコンを使用していて、DVDドライブを外付けするにあたって、特にデメリットというデメリットはありません。
据え置き型とポータブル型で読み込み速度に違いはあるものの、動画鑑賞だけをするのであればポータブル型もそこまで不便なものではないのです。
それぞれ価格も1万円以内での購入が可能ですので、コスパがそこまで悪いものでもありません。
ドライブ内蔵型のパソコンを使用するデメリット
ドライブ内蔵型もとくに大きなデメリットはありませんが、強いて挙げるのであれば読み込み速度に不満があって光学ドライブを変えたいというときに手間がかかってしまいます。
とはいえ、頻繁にDVDドライブを使用しないのであれば、そこまで気にするようなデメリットではありませんし、内蔵されているからといってパソコン自体のスペックが落ちるということもありません。
一方テレビと一体型の場合、故障すると修理の難易度が上がってしまったり、パソコン自体のスペックがやや下がってしまうというデメリットがあります。
また、テレビと一体型の場合、パソコン本体の大きさをおさえて画面を大きくしているため、あとから性能の高いCPUに交換するというのも困難になってしまうのです。
そこまでハイスペックである必要が無いのであれば、大きなデメリットにはならないものの、自宅で映像編集をしたり高性能のCPUを必要とする作業がともなう場合は、購入の段階で注意が必要です。
総評
テレビとパソコンを接続する方法で自分にとって良いものを選ぶコツとしては、自分の目的をはっきりとさせることが重要です。
単純にパソコンの画面をテレビに出したいだけなのか、テレビ番組をパソコンで見たいのか、それとも持っているDVDをパソコンで見たいだけなのか、こうした目的によって取る手段も変わってきます。
テレビとパソコンのHDMIケーブルで接続すること自体は可能ですが、あくまでもパソコンの画面をテレビに出力するだけなので、繋がっている状態だからパソコンでテレビが見れたり、テレビで映しているゲーム画面が見れると思ってしまわないように注意が必要です。
総評として、特にどれが良いというものではなく、目的が違えば手段も変わる方法ですので、間違った方法を取らないように注意するようにしましょう。