シーンごとにあったパソコンを紹介!ゲームやVR向けのPCもご紹介
現代人にとって、何をするにおいてもパソコンは必要不可欠な存在となっていますが、種類が多すぎて自分に適したものを選ぶのに一苦労してしまいますよね。
選び方として、何を目的としてパソコンを使うのかという観点で商品をみてみることをおすすめします。
今回は、4つのノートパソコンを、「持ち運び」「動画編集」「ゲーム」「VR」という観点で比較して紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
アイテム解説〜Surface Go 2〜
まずは、Microsoftが出しているノートパソコン「Surface Go 2」について紹介していきます。
この商品の最大の特徴は、優れたコストパフォーマンスです。
低価格ながら、Dolby Audioが内蔵されているので、臨場感あふれる音質を楽しむことができるほか、ワードやエクセル、動画視聴などの軽い作業はスイスイ行えます。
さらに、重量は544gと持ち運びやすく、バッテリー駆動時間も10.時間あるため、外出先でもバッテリー切れの心配なく使用することができます。
価格が安く、最低限のスペックを備えたコスパの良い商品となっているため、ワードやエクセルなどの簡単な事務作業で使いたいと考えている方や、ネットに繋げて動画視聴やネットサーフィンをしたい方など、パソコンでは軽い作業しかしないという方におすすめの商品となっています。
また、今までノートパソコンを持ったことがない、パソコン初心者の方にもおすすめです。
スペックは以下の通りです。
メーカー |
Microsoft |
プロセッサ数 |
1 |
OS |
Windows 10 Home |
RAM容量 |
4GB |
ディスプレイサイズ |
10.5インチ |
最大メモリ容量 |
4GB |
解像度 |
1920✖️1280 |
グラフィックアクセラレータ |
Intel® UHD Graphics 615 |
CPUブランド |
Intel |
GPUブランド |
Intel |
CPUタイプ |
Pentium |
VRAMタイプ |
Shared |
重量 |
544g |
VRAM容量 |
4GB |
HDD |
64GB |
アイテム解説〜VAIO SX14 VJS14290211〜
続いて紹介するのが、VAIOが出しているSX14 VJS14290211というパソコンです。
こちらは、CPUにインテルのCorei5を搭載しており、メモリも8GBのため、ネットサーフィンや動画視聴はもちろんのこと、動画編集なども行えます。
スペックは以下の通りとなっています。
メーカー |
VAIO |
||
OS |
Windows 10 Home 64ビット |
グラフィック |
Intel UHD Graphics |
CPU |
インテル Core i5 10210U |
メモリタイプ |
DDR4 |
ディスプレイサイズ |
14インチ |
メモリ容量 |
8GB |
解像度 |
1920✖️1080 |
SSD |
256GB |
カードリーダー |
SDカードリーダー |
インターフェース |
USB 3.1(電源オフ時給電機能付)×1、USB 3.0×2 、USB Type-C×1 (以下の機能をサポート:USB Power Delivery、USB 3.1、DisplayPort 1.2、5Vアシスト充電)、HDMI( 出力)×1 、ミニD-Sub 15ピン×1、有線 LAN、VGA( 出力)×1、ヘッドゆホン( 出力)×1 |
Bluetooth |
Bluetooth 4.1 |
重量 |
約1018g |
アイテム解説〜Acer SF314-551-N58Y/SF〜
AcerのSF314-551-N58Y/SFは、インテルのCorei5プロセッサーを搭載しており、グラフィックもIrisXeのため、動画編集や、ゲームも楽しめるノートパソコンとなっています。
スペックは以下の通りとなっています。
メーカー |
Acer/エイサー |
駆動時間 |
16時間 |
OS |
Windows 10 Home 64ビット
|
グラフィック |
インテル® Iris® Xe グラフィックス(CPUに内蔵)、ビデオメモリー:最大4121MB(メイン・メモリーと共用) |
CPU |
インテル® Core™ i5-1135G7 プロセッサー 2.40GHz (ターボ・ブースト利用時の最大周波数:4.20GHz) |
メモリタイプ |
DDR4 |
ディスプレイサイズ |
14インチ |
メモリ容量 |
8GB |
解像度 |
1920✖️1080 |
SSD |
512GB |
電源アダプタ |
65W ACアダプター |
ワイヤレス |
IEEE802.11 a/b/g/n/ac/axドラフト 準拠 |
インターフェース |
USB 3.2 ポート×1(Type-A、Gen1、最大5Gbps、電源オフUSB充電機能付き)、USB 3.2 ポート×1(Type-C、Gen2、最大10Gbps、PD/映像出力対応、Thunderbolt™ 4対応)、USB 3.2 ポート×1(Type-A、Gen1、最大5Gbps)、ヘッドセット/スピーカー・ジャック×1、HDMI™ 出力ポート(HDCP対応)×1、DC ジャック×1 |
重量 |
約1.3kg |
アイテム解説〜DELL G3 15 3590〜
DELLのG3 15 3590は、ゲーム用に特化したノートパソコンとなっていて、CPUはインテルCore i7、グラフィックボードはNVIDIA GeForce GTX 1650 を搭載しています。
また、F7キーを押せば瞬時にファンの速度を最大化させることができるため、長時間ゲームをプレイして本体が熱くなっても快適にプレイし続けることが可能です。
スペックは以下の通りです。
メーカー |
DELL |
||
OS |
Windows 10 Home 64bit |
グラフィック |
nVIDIA GeForce GTX 1650 |
CPU |
Core i7 9750H |
メモリタイプ |
DDR4 |
ディスプレイサイズ |
15.6インチ |
メモリ容量 |
16GB |
解像度 |
1920✖️1080 |
ストレージ |
1TB(HDD)+256GB(SSD) |
ワイヤレス |
IEEE802.11ac無線LAN、Bluetooth |
重量 |
約2.34kg |
アイテム比較〜外出先で使いやすいのはどれ?〜
ビジネスシーンでは、外出先でもノートパソコンを使う機会が多いですよね。
そこで重要視されてくるのが、ノートパソコンの持ち運びやすさです。
紹介した4つの中で、最も軽く、持ち運びやすいのは最初に紹介したMicrosoftのSurface Go 2です。
こちらは、544gなので、一緒に鞄に入れる書類などとは遜色ない軽さとなっています。
2番目に軽いのはVAIO SX14 VJS14290211で、約1018gでした。
Surface Go 2より若干重くはなりますが、まだまだ軽い部類で、背負うタイプのかばんに入れればそこまで重さは感じないでしょう。
3番目はAcer SF314-551-N58Y/SFで1.3kg、4番目はDELL G3 15 3590で約2.34kgになりました。
2kgを超えてくると、水の2リットルペットボトルを1本持ち歩いているのと同じなので、手提げかばんだと結構な重さを感じます。
パソコンは性能と重量が基本的に反比例するので、持ち運びやすさと性能を見比べて、ちょうどいいバランスのものを選ぶようにしてください。
アイテム比較〜動画編集に向いているのはどれ?〜
動画編集で必要になってくるパーツは、CPUとメモリです。
CPUはパソコンそのものの性能を大きく決める、人間でいうところの脳みそのようなものなので、高性能のCPUなほど全ての動作が速くなります。
また、CPUの製品名は、数字が大きくなればなるほど性能が高く、例えばCorei5とCorei7を比べたら、Corei7の方が処理速度が速くなります。
一方で、メモリは使った情報を一旦置いておくデスクのような存在なので、容量が多ければ多いど情報をストックでき、固まったりすることがないです。
また、メモリにはDDRという規格があり、DDR2というふうに数字をつけて使います。
DDRも、後につく数字が大きいほど処理速度が速く、最新はDDR4で、ちなみに、先ほど紹介した4つのメモリは全てDDR4です。
一般的な2k(1080p)の動画を編集する場合、CPUはCorei5、メモリはDDR4で8GB以上、4k動画を編集する場合は、CPUはCorei7、メモリはDDR4で16GB以上が快適に作業する目安とされています。
先ほど紹介した中で最もCPUとメモリのスペックが高いのは、DELL G3 15 3590です。
この商品は、CPUがCorei7で、メモリが16GBあるので、2kの動画はもちろんのほか、4k(4096p)の動画編集を行う際でも快適に作業できます。
次点でCorei5、メモリ8GBを搭載したVAIOSX14VJS14290211とAcerSF314-551-N58Y/SFになります。
こちらの2つは、DELL G3 15 3590比べると、メモリ容量とCPUの性能ともに少し劣りますが、2K画質の動画編集ならもたつくことはありません。
4番目のMicrosoft Surface Go 2は、CPUがIntel Pentiumでメモリは4GBとなっています。
Intel Pentiumの性能は、Corei5に比べるとかなり劣るため、動画編集できるスペックには全く届いていません。
また、メモリも4GBしかないので、無理やり2Kの動画を編集しようとすると、下手したらフリーズしてデータが飛んでしまうかもしれないので、動画編集に使用するのは無理があるでしょう。
アイテム比較〜ゲームするならどれ?〜
最近は高画質のゲームをパソコンでプレイすることが増え、PCにもそれなりのスペックが求められるようになりました。
では、ゲーム用のPCを探すときにはどこを見れば良いのでしょうか。
もちろん、CPUやメモリもある程度のスペックが必要ですが、ゲーム用パソコンを選ぶときに最も重要となるのが、グラフィックボード(GPU)と呼ばれる部品です。
グラフィックボードとは、簡単に説明すると、ディスプレイに画像や映像を映すための部品のことです。
このグラフィックボードのスペックが足りないと、ゲームの途中に映像が固まってしまったり、途切れ途切れになってしまいます。
ですので、ゲームをプレイしたい場合は、そのゲームが要求する推奨スペックを満たすグラフィックボードを搭載したパソコンを選ぶ必要があります。
今回は、大学生や社会人の間で流行っている「Apex」の推奨スペックを参考に比較していきます。
Apexが推奨しているスペックは以下の通りです。
CPU |
Corei5かそれと同等以上 |
メモリ |
8GB |
グラフィックボード |
NVIDIA GeForce GTX 970(ベンチマーク値3647) |
推奨されているグラフィックボード、NVIDIA GeForce GTX 970のベンチマーク値は3647なので、この値を基準に性能を比べていきます。
まず、最も優れたグラフィックボードを搭載しているのが、DELL G3 15 3590です。
ゲーミングPCというだけあって、推奨スペックと同程度の3453のベンチマーク値を叩き出しています。
推奨スペックとほぼ同じ性能なら、プレイしていて不具合を感じることはないでしょう。
2番目に良かったのが、Acer SF314-551-N58Y/SFです。
搭載しているIrisXeは、ベンチマークで1589という数字を残しています。
推奨スペックの半分以下になってしまいましたが、少し画質を落としたりすれば、プレイすることは可能です。
3番目はVAIO SX14 VJS14290211です。
グラフィックボードはIntel UHD Graphicsを搭載していますが、ベンチマーク値は446と、推奨スペックに全く足りていません。
ですので、「Apex」やそれに準ずるゲームをプレイしようとすると、固まってしまうので、画質設定をかなり落としてプレイする必要があります。
「Apex」は相当厳しいですが、「マインクラフト」などの軽いゲームなら設定次第で快適にプレイすることができます。
最下位はMicrosoftのSurface Go 2という結果になりました。
このパソコンのグラフィックボードはCPUに内蔵してあるもので、ベンチマーク値は261と、推奨スペックどころの騒ぎではありません。
そのため、そもそも「Apex」は起動すらできない可能性があります。
MicrosoftのSurface Go 2でゲームをするのはおすすめできません。
アイテム比較〜VRに最適なのはどれ?〜
仮想空間を映し出すVRが流行っていますが、快適に楽しむためにはどのくらいのスペックが必要なのでしょうか?
具体的な推奨スペックは以下の通りです。
CPU |
Corei5以上 |
グラフィックボード |
GTX1060以上(ベンチマーク3704) |
メモリ |
8GB以上 |
DELL G3 15 3590は、CPUとメモリで推奨スペックを上回っており、グラフィックボードでもほぼ変わらない成績を残しているので、VRを快適にプレイできる環境と言えるでしょう。
Acer SF314-551-N58Y/SFとVAIO SX14 VJS14290211は、CPUとメモリで要件に達していますが、グラフィックボードがかなり厳しいので、設定で画質を落としたりしないとプレイするのは難しいと言えます。
MicrosoftのSurface Go 2は、どの要件も満たしておらず、起動した瞬間に固まってしまう可能性があるので、VR用として使うのは無謀でしょう。
Microsoft Surface Go 2のデメリット
MicrosoftのSurface Go 2、安い価格を実現していますが、その分性能も最低限となっています。
特にグラフィックボードは明確な弱点で、ゲームをしたり、動画編集を行うのは無理があります。
そのため、ゲームをしたいと思ったり、動画を編集したいと思ったら別のパソコンが必要でしょう。
VAIO SX14 VJS14290211のデメリット
このパソコンは、性能が高く、重量も軽いので持ち運びやすいですが、ストレージがSSD216GBと少ないのが弱点です。
なので、大きな容量のファイルを扱うデザイナーの方や、ゲームをダウンロードしてプレイしたい方にはおすすめできません。
Acer SF314-551-N58Y/SFのデメリット
Acer SF314-551-N58Y/SFは、ハイエンドで高い性能を誇りますが、光学式ドライブを搭載していないので、もしCDやDVDのデータを取り入れたい場合は、外付けのドライブを購入しなければいけません。
DELL ALIENWARE M15 R4 プレミアムのデメリット
DELL ALIENWARE M15 R4 プレミアムのデメリットは、何よりも重量です。
約2.3kgあるので、手提げかばんに入れて持ち歩くのは少々骨が折れます。
総評
今回紹介した4つをざっくり説明すると、ASUS ノートパソコン M413DAはコスパ重視の方向け、VAIO SX14 VJS14290211とAcer SF314-551-N58Y/SFは仕事でバリバリPCを使うビジネスマン向け、DELL ALIENWARE M15 R4 プレミアムはゲーマー向けとなっています。
それぞれ強みが異なり、個性も違うので、自分にぴったりのノートパソコンを選んでみてください。