スマートスピーカーで家電操作!?仕組みからおすすめまで徹底解説
みなさんのお部屋に、スマートスピーカーはありますか?
音声で操作ができるAIが搭載された便利なスマートスピーカー。
最近ではコマーシャルでもよく見かけるようになりました。
有名どころのAIは、Amazonの「Alexa(アレクサ)」、Appleの「Siri」、LINEの「Clova」、Googleの「Googleアシスタント」などがあります。
これらの音声操作機能は、スマホにも搭載されているので、みなさんも1度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
天気を聞いたり、音楽を流したりすることは、よく知られていますが、
スマートスピーカーで家電操作ができることは知っていますか?
エアコンをつけたり、テレビをつけたり、電気をつけたり。
声だけでたくさんの家電操作ができるから、リモコンいらずで快適な毎日を過ごすことができます。
この記事では、スマートスピーカーで家電操作ができる仕組みや、
おすすめのスマートスピーカー、
また、実際に使ってみて便利な機能をご紹介します!
スマートスピーカーの選び方
スマートスピーカーにはたくさん種類があるので、何を選ぶか迷いますよね。
代表的なものは、AmazonのAmazon Echo、GoogleのGoogle Homeなどです。
AppleのHomepodは2021年現在、生産が終了しており、Homepod mini が主流になっています。
どれも性能に大差はないですが、よく使うサービスによって選ぶのも手だと思います。
例えば、Androidユーザーで、Googleカレンダーなどのサービスを使う人は、Google Homeがおすすめです。
普段、AmazonショッピングやAmazon musicなどのAmazon関連のサービスを使う人には、Amazon Echoが適しているでしょう。
どちらも、音声認識機能は高いので、ストレスフリーで操作できると思います。
また、音楽を主に利用する方は、スピーカーの音質によって選ぶのもいいでしょう。
スマートスピーカーの基本的な使い方
スマートスピーカーの基本的な初期設定については本記事では割愛しますが、
Wi-fiと接続して、初期設定さえすれば、すぐに使えるようになります。
例えば、Google Homeの場合は、「OK Google(オーケー グーグル)」と言ってから、
「音楽を流して」、「タイマーを5分にセットして」、「今日の天気は?」など
希望の操作を話すと、スマートスピーカーがすぐに答えてくれます。
料理中で両手が塞がっているときや、スマホが見当たらないときにも、とても便利ですね。
暇だな、というときは雑談もしてくれます。例えば、「歌って」というと歌ってくれたりしますよ。
スマートスピーカーで家電操作ができるようになる2つの方法
音声操作で出来ることは、まだまだあります。
「エアコンをつけて」や「テレビをつけて」と話すことで、家電を実際に操作することができます。
また、スイッチのオン・オフだけではなく、
「テレビのチャンネルを4にして」など細かい操作を声だけで操作できます。
それでは、家電操作ができる仕組みについて解説します。
スマートスピーカーで家電を操作するには、
2種類の方法があります。
1つ目は、スマートスピーカーに対応している「スマート家電」を用意する方法です。
例えば、家の照明を、スマートライトに変えるだけで、
スマートスピーカーから音声操作ができるようになります。
「電気をつけて」「電気を消して」のような基本的な操作の他にも、
「少し明るくして」「少し暗くして」などの微調整もできます。
電気の色味も、昼光色、白色など変えることができるので、
勉強するときは明るく、寝る前は暗く、など日常のシーンによって照明を自由に変えることもできます。
2つ目は、スマートスピーカーとつなぐ「スマートリモコン」を用意する方法です。
新しくスマート家電を購入するのはもったいない、今ある家電を音声操作できるようにしたい、というときは、
スマートリモコンをスマートスピーカーと連携させると音声操作が出来るようになります。
ちなみに「スマートプラグ」を使うと、スマートリモコンいらずで、スマート家電のように操作をすることができます。
ただ、スマートプラグが使える家電は限られており、
リモコンがなく、電源のオン・オフだけのもの、もしくは、コンセントに差すだけで起動できるもの、しか使うことができません。
扇風機や、ヒーターなどの季節家電なら、スマートプラグがおすすめですが、
照明やテレビなどの細かい操作がしたい家電を使いたいときは、スマートリモコンがおすすめです。
スマートリモコンってどういう仕組み?
スマートリモコンとは、今まで使っていたリモコンの代わりに使用することで、家電を操作することができるものです。
スマートスピーカーを音声操作またはスマホのアプリから操作→スマートリモコンが作動→家電が実際に操作できる、という仕組みです。
スマートリモコンをハブにすることで、操作ができるようになります。
ただ1つ、注意点があります。
スマートリモコンで操作できる家電は原則「赤外線リモコン付き家電」に限ります。
通常のリモコンは、ボタンを押すと、赤外線が家電に飛び、操作されるという仕組みです。
スマートリモコンでも、基本は変わらず、
音声操作またはスマホで操作すると、インターネットを通じてスマートリモコンに届きます。
そこから、スマートリモコンが赤外線を家電に飛ばすという仕組みです。
そのため、家電操作には必ず赤外線が必要なんですね。
エアコンやテレビなどは基本的に赤外線リモコンなので、問題なく操作ができます。
スマートリモコンのおすすめは?
それでは、スマートリモコンのおすすめ商品を比較しましょう。
1つ目は、eRemote(イーリモート)です。株式会社リンクジャパンから発売されています。
特にAmazon Echo(アレクサ)との互換性が良く、初期設定もアレクサ用の連携ボタンがあるので、Amazon Echoを利用している人に特におすすめです。
昨年リリースされた第5世代は、丸型になり、よりスタイリッシュに、インテリアにも馴染むデザインになりました。
スマホのアプリも、スマートホーム統合アプリのHomeLinkに対応するようになり、一括でスイッチのオン・オフが出来るようになるなど、より便利になりました。
2つ目は、Nature remo(ネイチャーリモ)です。Nature株式会社から発売されています。
こちらは四角いスタイリッシュなデザイン。大きさも手のひらサイズでコンパクトなので置く場所を選びません。
2021年に新しく出たNature Remo mini 2 Premiumは、赤外線飛距離がなんと1.5倍。
他のNature remoは白いデザインが特徴的ですが、こちらは赤外線を透過させる特殊な染料を使っているため、珍しく黒色のモデルです。
赤外線が通るように置く場所が大事なスマートリモコンですが、こちらのモデルなら1台で多くのデバイスにアクセスできるでしょう。
スマホのアプリは、感覚的に操作ができるので、スマートリモコンと同じくおしゃれでスタイリッシュです。
3つ目は、スマート家電リモコン RS-WFIREX4です。ラトックシステムから発売されています。
こちらは壁掛け用の穴がついていて、重さも16gと軽量なので、設置がしやすいデザインです。
赤外線も30m飛ぶ設計がされているので、置く場所にも幅広く対応できます。
たくさんプリセット機能があるので、多くの家電と連携することができます。
スマホのアプリは日本製で細かい設定もしやすいので、初めてのスマートリモコンにおすすめです。
これらすべては、Alexa、Googleアシスタント、Siriに対応しています。
スマホのアプリから連携することができるので、どのデバイスを選んでも便利だと思います。
アプリの使いやすさや、価格やデザインなど総合的に判断することをおすすめします。
スマートリモコンの使い方は?
スマートリモコンを用意したら、スマホのアプリでスマートスピーカーとつなげる設定をします。
Wi-Fi環境、アプリをダウンロードしたスマートフォン、連携したい家電のリモコンを用意します。
シャープ、パナソニックなどの有名なメーカーなら、
家電のリモコンをスマートリモコンに向けて押すだけ、「プリセット機能」を使って簡単に設定できます。
リモコンとスマートスピーカーを連携したら、あとは話すだけ。
スマホのアプリからリモコン操作をすれば、家の外からでも操作ができます。
また、音声操作の話し方には少しコツがいります。
例えば、「チャンネルを4にして」だと、反応しません。
「テレビをチャンネル4にして」というように、具体的な機器の名前を言うことが大事です。
また、これは便利な点ですが、
「エアコンとテレビをつけて」なんてことも出来ます。
通常のリモコンでは、2つのボタンを押さなければいけないところを、
スマートスピーカーだと一言で済んじゃいます。これはとても楽なポイントです。
スマートスピーカーで家電操作をするメリット
1.声だけで操作できるから、とにかく楽!
リモコンは必要ないので、リビングもスッキリします。
2.ベッドに入ったあとでも起き上がらず電気を消せる。
ベッドに入ってから、電気を消すために起き上がるのは面倒くさいですよね。
そんなときも、音声操作で寝たまま電気を消すことができます。これは毎日本当に助かっています。
3.家の外からでも家電を遠隔操作できます。
暑い夏、家に帰る前にエアコンをつけておけば、帰った時から涼しくて快適に過ごせます。
長期の旅行の時でも、心配なときは照明をつけておけば、防犯対策にもなります。
これは音声操作ではないですが、スマホのアプリで出来るのでとても便利です。
スマートスピーカーで家電操作をするデメリット
数少ないデメリットですが、実際に使ってみて分かったデメリットをお伝えします。
1.Wi-Fiがとにかく大事!
たまにWi-Fiの調子が悪いとき、スマートスピーカーも同じく繋がりにくくなってしまいます。
Google homeの場合は、「問題が発生しました。数秒後にもう1度お試しください」と言われてしまうので、
Wi-Fiが繋がりにくいときがある、という方は要注意です。
2.置く場所が限られる
スマートスピーカー用のコンセントと、スマートリモコン用のコンセントが2つ必要なので、
コンセントを2つ分の、スペース確保が必要です。
また、赤外線が遮られてしまうと、家電操作が出来なくなってしまいます。
置く場所は、家具の後ろなどに隠したりせず、ある程度見通しのいいスペースに置くことが必要です。
最近のスマートリモコンはスタイリッシュな小型デザインが多いので、壁にかけたりすると目立ちにくく、おすすめです。
3.初期設定が面倒くさいこともある
エアコン、テレビ、照明などと連携する作業自体は、スマホのアプリで簡単に行えます。
ただ、IFTTT(イフト)という複雑な設定には、少しコツがいります。
IFTTTとは、「IF This Then That」の頭文字です。
「もし これなら そのときは こうする」という意味です。
例えば、「室温が27度になったらエアコンをつける」や、「22:00になったらテレビを消す」など、
自分の生活に合った家電操作を登録できます。
最初は少し面倒くさいこともありますが、一度設定してしまえば、毎日の生活が楽になりますよ。
実際に使ってみた感想
我が家ではスマートスピーカーと、スマートリモコンを導入して、約3年が経ちましたが、
一度設定してしまえば、毎日の操作が自動になるので、とっても便利です。
特に、寝る前ベッドに入ってから、「電気を消して」というだけで、
電気を消すために起きなくていいので、とても楽な毎日です。
もうスマートスピーカーが無い生活は考えられません!
まとめ
いかがでしたか?
スマートスピーカーがあれば、声だけで家電を操作できるから、とても便利です。
たくさんあるリモコンも、スマートリモコン1つでスッキリ!
今までしていなかった方も、スマートホーム化に挑戦してみませんか?
flariiでは、スマートスピーカーのレンタルもできます。
まずは試しに使ってみませんか?もう手放せなくなりますよ!