キャンプにぴったりのフライパンを徹底比較!
キャンプにぴったりのフライパンって実際どんなものが良いの?
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大自然を思う存分に満喫できるキャンプは、大人から子どもまでは幅広い世代に人気ですよね。そんな楽しいキャンプに楽しみが何と言っても料理!美味しいご飯を楽しみにしている方も多いと思います。
そんなキャンプの醍醐味と言うべき料理ですが、調理器具ってかさばりそうなイメージがありませんか?特に食材を焼くことが出来るフライパンを持って行きたいけど、重いし荷物になりそうだと敬遠する方も多いはず。
今回は、そんなキャンプにぴったりなフライパンをご紹介。どんなフライパンならキャンプに使いやすいのかを徹底比較しちゃいます。
フライパンとスキレットの違いって何?
キャンプでもお馴染みの調理道具・スキレットとフライパンの違いってご存じですか?お洒落でコンパクトな見た目をしているスキレットは、今や100円均一で販売されるくらいお手軽に手に入り、キャンプでもお馴染みになりました。
フライパンと見た目が似ていますが、その性能は似て非なるもの。キャンプに使う際、フライパンとスキレット、どちらを使うべきか悩んでいる方に、まずは両者の違いをご紹介します。
フライパン | スキレット | |
重さ |
軽い |
重い |
熱伝導性 | 早い | ゆっくり |
保温力 | 高いが、スキレットほどではない | 高い |
シーズニングの有無 | すぐに使用可 | 有 |
耐久性 | 良い | 良い |
キャンプでもよく見かけるスキレットですが、大きさの割にずっしりと重いのが最大の特徴です。ハンドルを含む全体が鉄で出来ている特性上、とてもゆっくりと熱くなります。じっくりと火を通したい料理やとの相性は抜群。特にジューシーなハンバーグといった肉料理にはスキレットが大活躍するでしょう。
フライパンよりも保温性が非常に高く、そのままの状態で食べることが出来るためあったかい料理をお洒落に長く楽しむことが出来ます。丈夫な鉄で作られているため、正しいお手入れを続ければ一生使える優れものです。
反面、フライパンよりも熱伝導性が低いので、調理に時間がかかるのが気になる方も多いと思います。また、フライパンのようにテフロン加工がされていないのでどうしても手入れや火傷に十分注意する必要があります。
さらにフライパンも含む鉄製の調理器具の多くは、シーズニング(油ならし)や空焼きが必要です。テフロン加工も当たり前になり、油汚れのお手入れが簡単なキャンプ用のフライパンが販売されている今、手間が増えるのをネックに感じる方もいるのではないでしょうか?
キャンプ用のフライパンに求めるものは?
まず、キャンプで持って行きたいフライパンで何が重要視したいのかをはっきりさせましょう。例えば、
- キャンプでどんな料理を作りたいのか?
- コンパクトな方が良い?
- 重いよりも軽い方が良い?
- お手入れが簡単なのが良い?
- 写真を撮ってSNSに乗せる際、デザインにこだわりはある?
など、個人によってキャンプで使うフライパンは大きく違います。
何が自分にとって大切なのかをはっきりさせることで、いざキャンプで使ってみてこんなはずじゃなかった!という事が防ぐことが出来るんです。
キャンプ用フライパンのおすすめ
スキレットの特徴を説明しましたが、キャンプ用のフライパンにもメリットがたくさんあります。前述でも述べた通り、調理やお手入れが簡単なものも多く、キャンプでは嬉しいコンパクトに収納できるフライパンも多く販売されています。
では、人気のキャンプ用のフライパンにはどんなものがあるのでしょうか?さっそく紹介していきます。
本格的な料理が出来る鉄製
スキレットと同じく鉄で作られたフライパンです。スキレット同様肉料理がジューシーでふっくりとした仕上がりになります。スキレットほどではありませんが、冷えるのが遅いのでゆっくりと食事の時間を楽しめるでしょう。
鉄製のフライパンはスキレットと違い、ハンドル部分が木や樹脂で作られている商品も多いので料理がしやすいのも特徴。スキレットよりも軽いので、持ち運びがしやすいのも嬉しいところです。
ただ、他の素材よりもかなり丈夫で長持ちする反面、手入れを怠るとすぐに錆びてしまうので注意が必要です。けれど、レストランでのシェフも使うフライパンなので、大切にすれば一生使えるものです。
おすすめの鉄製フライパン①:EBM 鉄厚板 ブルーテンパー フライパン 22㎝
熱伝導性が良いため、外はカリっと中はジューシーに仕上げることの出来る鉄製のフライパンです。錆びに強く油馴染みも良いブルーテンパー材を使用しているため、買ってすぐにキャンプで使うことが出来ます。
鉄製フライパンを使う際の空焼きもしなくていいので、気軽にキャンプで本格料理が楽しめるでしょう。サイズは18cm~45cmまで幅広く販売されていますが、キャンプで楽しむのなら22cm前後のフライパンが大きさ的に最も適しているのではないでしょうか?
ブランド | EBM |
材質 |
ブルーテンパー性 |
寸法(22㎝の場合) | 42 x 22.5 x 12.5㎝ |
重さ | 800g |
おすすめの鉄製フライパン②:Turk 鍛造 ロースト用フライパン
150年の歴史があるTurk(ターク)社の鉄製フライパンです。少々お値段は張るものの、鍛造で品質は一級品。きちんとお手入れをすればかなり長期間の使用が可能です。
特に焼き料理にはもってこいのフライパンなので、キャンプで肉料理や炒め料理をする時にはこれ1つでかなり本格的な味が楽しめます。
ブランド | Turk |
材質 | 鉄 |
寸法(24㎝の場合) | 24×47㎝ |
重さ | 1.15kg |
おすすめの鉄製フライパン③:パール金属 鉄製 グリルパン HB-1952
高品質な日本製の調理器具を製造しているパール金属の鉄製フライパンです。肉はジューシーに、魚もふっくら美味しく調理ができます。蓋つきなので、蒸し焼きにもぴったり。
ハンドルは取り外しが出来るので、好みに合わせて使用が可能です。対流熱でむらなく焼けるため、キャンプでも安心。家庭ではオーブンでの調理も可能です。
ブランド | パール金属 |
材質 | 鉄(シリコン樹脂塗装) |
寸法 | 23.5 x 21.5 x 5㎝ |
重さ | 本体(蓋あり):600g、ハンドル:65g |
手入れが簡単なステンレス製
鉄ほどではありませんが、多少重さがあるステンレス製のフライパンの最大の特徴はその丈夫さ。錆びにくく焦げ付きも少ないので、手入れが楽でしょう。
加熱すると、熱くなるのは少々時間がかかりますが冷めるのが遅いという特徴があります。薪を使った本格的なキャンプでは、やはり余熱でも調理がしやすいというのは嬉しいですよね。
手入れがしやすいため、手軽にキャンプに持って行けるのもステンレスならではです。
おすすめのステンレス製フライパン①:Zwilling ステンレス フライパン フッ素加工
錆びに強く焦げ付きにくいのが嬉しいZwilling(ツヴィリング)のフライパンです。ステンレスですがアルミニウムも含まれているため、熱伝導率も良く料理がおいしく仕上がります。
底が厚い作りに合っているので、温度のむらもなく料理に均一に熱が伝わります。フッ素加工が施されてるため、油や焦げも焦げ付くことなくお手入れも楽に行えます。
ブランド | Zwilling J.A. Henckels(ツヴィリングJ.A.ヘンケルス) |
材質 | ステンレス(18-10,18-0)、アルミニウム |
寸法 | 32.3×17.3×7.5(深さ3cm) |
加工 | フッ素加工済み |
おすすめのステンレス製フライパン②:MSR アウトドア アルパインフライパン
直径20cmの大きめがサイズが嬉しいMSRのステンレスフライパンです。熱伝導が良いのですぐに食材に火が通ります。油をしっかり馴染ませれば焦げ付くことないので、オムレツを始めとする卵料理も気軽に楽しめます。
ブランド | MSR |
材質 | ステンレス製 |
寸法 | 25 x 25 x 25㎜ |
重さ | 323g |
おすすめのステンレス製フライパン③:WMF ミニフライパン 18㎝
火の通りが早く、手入れも簡単なWMFのフライパンです。熱伝導性の良いアルミニウム合金を用いた三層構造なので、熱の周りだけではなく食材全体に熱が均一に伝わります。ただ、加熱時間と共にハンドルが熱くなるので注意してください。
ブランド | WMF |
材質 | ステンレス鋼 |
寸法 | 32 x 19.5 x 6.2㎝ |
重さ | 600g |
軽くて持ち運びしやすいアルミニウム製
上記の2つよりも格段に軽いのがアルミニウム製のフライパン。とにかく軽いので複数のフライパンでも気軽にキャンプに持ち込んで使用出来るでしょう。
1円玉と同じ素材であるアルミニウムは熱伝導性も抜群で、すぐに熱くなるため調理もすぐに行えます。しかし、すぐに熱くなる半面冷めやすくもあるのが特徴的。
焦げやすいフライパンでもあるので、選ぶ際はテフロン加工がされているフライパンを選びましょう。また熱伝導性が良すぎるので、目を離すとすぐに焦げてしまうので注意してください。
おすすめのアルミニウム製フライパン①:エバニュー(EVERNEW) アルミフライパン ECA197
軽くて丈夫なエバニューのフライパンです。折り畳みのハンドルに高さがあるので、キャンプでの油を多めに使用する料理も十分対応可能です。フライパンで300gに満たないのは、持ち運びとしてかなり楽なフライパンです。
ブランド | エバニュー(EVERNEW) |
材質 | アルミニウム、フッ素加工済み |
寸法 |
内径20×深さ6cm/容量1600ml |
重さ | 290g |
おすすめのアルミニウム製フライパン②:ユニフレーム(UNIFLAME) 山フライパン No.667651
ソロキャンプにも手頃な17cmの山フライパンです。小さいながらも熱伝導率が良いため、すぐに火が通ります。テフロン加工もされているので、キャンプでのお手入れも楽ちんです。
ブランド | ユニフレーム(UNIFLAME) |
材質 | アルミニウム、フッ素加工 |
寸法 |
収納時:直径17.2cm×高さ4cm 使用時:直径16.4cm×深さ3.85cm |
重さ | 175g |
おすすめのアルミニウム製フライパン③:アルキューブ フライパン 18㎝
熱伝導性が良く、テフロン加工がしっかりしているので焦げ付きの心配がありません。サイズの種類が多く、別売りの鍋蓋も購入すれば蓋つきのフライパンとして活躍するでしょう。
ブランド | アルキューブ |
材質 | アルミニウム合金、フッ素樹脂加工 |
寸法 | 32.8×19.2×4.2㎝ |
重さ | 394g |
とにかくコンパクトな折りたたみ式
1人で気ままにソロキャンプを楽しまれている方も、大人数でわいわいキャンプを楽しまれる方も、荷物は出来るだけ多くない方が良いのではないでしょうか?
ハンドルの部分も含めると、意外と長さのあるフライパンは嵩張ってしまう事が多いものです。フライパンの機能よりも収納性を重視したいなら、ハンドルを折りたためるフライパンを選んでみてはいかがでしょうか?
折りたためるフライパンでも耐久性はしっかりしたものが多く、安心してキャンプで使えます。ハンドル部分は、ゴムでコーティングされているものが多いので使い勝手も抜群です。
折りたたみ式のおすすめフライパン①:キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) アルミ製 折りたたみ式ハンドル
ハンドル部分が折りたためるので、とてもコンパクトに収納出来るキャプテンスタッグのフライパンです。16㎝とコンパクトながら、熱伝導性が良いアルミニウムで出てきているのでフライパン調理も安心して楽しめるでしょう。テフロン加工が施されているため、掃除や手入れが簡単だとキャンプでも好評のフライパンです。
ブランド | キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) |
材質 | アルミニウム、フッ素樹脂加工 |
寸法 |
使用時:17 x 26.5 x 3.5㎝ 収納時:17×26.5×3.8㎝ |
重さ | 190g |
おすすめの折りたたみ式フライパン②:和平フレイズ 14㎝ RA-9407
ハンドル部分がペタンと折りたためるため、とてもコンパクトに収納出来る和平フレンズのフライパンです。直径14cmのフライパンはやや小さめですが、ソロキャンプにもピッタリな大きさでしょう。丈夫で長持ちするステンレスで出来ているので、キャンプで使わない時は家庭でも大活躍する優れもの。目だ焼きもスルッと取れてこびりつかないので、手入れも楽ですね。
ブランド | 和平フレイズ |
材質 |
アルミ二層鋼(アルミ+ステンレス鋼)、フッ素樹脂加工 |
寸法 | 14.8 x 30 x 8.5㎝ |
重さ | 330g |
おすすめの折りたたみ式フライパン③:Boundless Voyage チタン フライパン 18㎝
耐久性に定評があるBoundless Voyageのチタン製の折りたたみ式フライパンです。軽量かつ錆にも強いので、キャンプをする時に大活躍するでしょう。直径18cm、深さが4.5cmもあるので煮込み料理も余裕で作れちゃいます。ただ、テフロン加工といった焦げ付き防止は施されていないので、油を十分使ったり火力に注意したりしてください。
ブランド | Boundless Voyage |
材質 | 99.8%純チタン |
寸法 | 直径18 × 深さ4.5㎝ |
重さ | 125.5g |
蒸し料理も楽しめる蓋つき
キャンプで楽しめる料理は何も焼き料理だけではありません。蒸すことも出来るので、蓋を利用すればもっちりとした餃子も作る事が可能。とろけたチーズのピザやパンも楽しむことが出来ます。中までしっかりと火が通るので、安心して調理が出来るのも嬉しいです。
おすすめの蓋つきフライパン①:和平フレイズ グリルパン 18㎝ LR-7753
熱くなるのが早いので、多少厚みのある肉も素早く焼けるフライパンです。シリコン焼き付け塗装が施されているので、焦げ付きも無く手入れも簡単。蓋があるので、キャンプでチーズを加えた料理や餃子を作りたい時に大活躍します。
ブランド | 和平フレイズ |
材質 | 鉄 |
寸法 | 19 x 27 x 4.4㎝ |
重さ | 590g |
おすすめの蓋つきフライパン②:サミット工業 どこでもミニパン 蓋つき
直径16cmと少し小さめサイズの蓋つきフライパンです。鉄で出来ているため、丈夫で長期間使用出来るだけではなくソロキャンプにも大活躍するでしょう。冷めるのに時間がかかるので、フライパンに入れたまま料理を楽しむことも可能です。
ブランド | サミット工業 |
材質 |
本体:鉄(透明シリコン焼付塗装) 蓋:鉄 |
寸法 | 165×245×67㎜ |
重さ | 470g |
おすすめの蓋つきフライパン③:たき火フライパン 2.0
コンパクトで軽量ですが、ハンドルはついておらず差込口だけがあるフライパンです。何故、ハンドルがついていないかと言うと、キャンプをする際、現地で太めの枝を利用することで使える仕様になっています。キャンプの雰囲気を味わい方、本格的なキャンプをしたい方向けのフライパンと言えるでしょう。
ブランド | ブッシュクラフト |
材質 |
本体:鉄(アノダイズドコーティング) 蓋:アルミニウム(耐熱塗装) |
寸法 |
直径:約230mm、深さ:約20㎜ 取っ手差し込み口 約22㎜ |
重さ | 本体:500g、蓋:255g |
深さがあれば、スープやパンなど料理の幅も広がる
スープなどの煮込み料理が楽しみたいのなら、多少深さがあるフライパンの方が便利でしょう。たくさんの具沢山のスープを味わいながら大自然を満喫するのってとても贅沢な時間ですよね。深さがあるので、飯盒炊飯がなくてもご飯も炊くことが可能です。
深さがあるおすすめのフライパン①:MSR アウトドア フライパン 20.4×4.9㎝
深さが4.9cmと深めに作られたMSRのフライパンです。肉料理やスープはもちろんの事、ホットケーキをひっくり返すのだって余裕で出来てしまいます。丈夫なセラミック素材で出来ているので、軽さ丈夫さも問題ありません。
ブランド | MSR |
材質 | アルミニウム |
寸法 | 21.3 x 21.3 x 5㎝ |
重さ | 180g |
深さがあるおすすめフライパン②:MSR アウトドア アルミ製 フライパン 18.2㎝
軽くて持ち運びがしやすいアルミニウム製のフライパンです。直径18cmと深さ、大きさはソロキャンプにも向いている手軽さなので、持ち運びやすさも抜群。焼肉も美味しく焼けちゃいます。
ブランド | MSR |
材質 | ノンステック・デュラライト加工アルミ製 |
寸法 | 33 x 25.4 x 2.5㎝ |
重さ | 174g |
深さがあるおすすめフライパン③:ユニフレーム 山フライパン 深型
炊き立てのご飯も深さのある鍋なら問題ありません。こびりついたら後始末が大変な炊き立ての白米も、このフライパンなら楽にお手入れが出来ます。万能なフライパンなので、キャンプに行く際1つあればかなり便利でしょう。
ブランド | ユニフレーム |
材質 | アルミニウム、フッ素樹脂加工 |
寸法 | 17 x 17 x 6 cm |
重さ | 205g |
家庭用のフライパンを持って行くのもOK
いつも使い慣れているフライパンの方が、癖が分かっていて安心出来る方もいるでしょう。キャンプ用に新しく買ってもあまり使わないかもしれない、使えるフライパンがあるのにもったいないと感じる方も多いと思います。
もちろん、キャンプでも家庭用のフライパンも十分使えます。しかし、普段使っている環境とは全く異なるため、取り扱いには十分注意をしてくださいね。
不安だと感じる方は、やはりアウトドア専門のフライパンをキャンプで使った方が安心なのでおすすめです。
キャンプを楽しんで
今回ご紹介したキャンプ用のフライパンの中で、参考になるものはありましたでしょうか?ぜひフライパンで作った美味しい料理に舌鼓を打ってください。せっかく雄大な大自然を身近に感じる事の出来るキャンプに来たのですから、思い思いの楽しい時間を過ごしてくださいね。