キャンプで使えるフライパン!使い勝手の良い鉄製を中心に紹介します。

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キャンプの醍醐味といったらなんといってもキャンプ料理ではないでしょうか!キャンプ場で食べる料理はどんなものでも美味しく感じそうですが、どうせならシーンに合った道具で気分を上げたいものですよね。

そこで今回はなくてはならない調理器具の一つ、フライパンについてキャンプに合った商品を紹介していきます。

 

キャンプで使えるフライパンとは?

「直火」がキャンプで使うときのポイント

 家庭用のフライパンとアウトドア用のフライパンって何が違うの?と思う方もいるかもしれませんが、基本的に直火で使えないフライパンはありません。つまり、ガス火で使っている家庭用のフライパンであれば、直火オッケーということになります。直火とは「焚き火と炭火」の2種類に分類されます。一部、焚き火では使えないものもあるようですが、基本的にはどのフライパンも直火OKです。

つまり、ほとんどのフライパンはキャンプで使えるのですが、キャンプに向いているフライパンと向いていないフライパンがある。というだけなのです。

では、どういったフライパンが向いていないのか?というと、以下の2点に絞られるかと思います。

  • ススだらけになって黒く汚れてしまう
  • 焚き火 or 炭火の炎で取っ手が溶けてしまう

直火特に焚き火の場合、燃焼効率が悪く、不完全燃焼となってしまうので、どうしてもススが発生します。(不完全燃焼→つまり、きちんと燃えることができなかった燃料が中途半端な異物となりそれがススとなって現れます)一方、ガス火は酸素濃度等を調節して燃焼効率が高いため完全燃焼となり、ススが発生しにくいのです。

家庭用のフライパンでも使えなくはないけど、「取っ手が溶けてしまった」「黒ずんでしまって、家の中では使いたくない」などという事態を避けるため、やはり用途に合ったフライパンを選びたいものですね。

 

IH対応のフライパンはキャンプでは使えない?

 IH対応型のフライパンというのは、IHにも使えますということで、ガス火も対応しているものがほとんどです。そのため、IH対応型はさらに広い守備範囲を持っている。と思っていただければと思います。

 

キャンプで使えるフライパン 材質一覧

まずはフライパンの材質についてその種類と特徴について押さえましょう。※細かな材質や環境温度によっても変わるので、一覧表内の数値はあくまでも参考値となります。

       比重       [g・cm^3] 熱伝導率[W/mK] 特徴
7.9 80

・熱伝導率高め

・変形しにくい

・「焼く・炒める・揚げる」などの高温料理にむいている

・長年使える

・黒色処理をしているため、汚れが目立ちにくい

ステンレス 8.0 16

・熱伝導率低め(温度ムラが生じやすい)

・錆びにくい

・「焼く・揚げる・煮る・蒸す」に向いている

・焦げ付きやすい

・耐久性が高い

・傷つきにくい

アルミ 2.7 237

・熱伝導率高め

・軽い

・高温料理には不向き

・耐食性低め

・傷つきやすい

チタン 4.5 20

・熱伝導率低め(温度ムラが生じやすい)

・軽い

・耐久性高い

・「余熱」調理にむいている

・コーティングが剥がれると焦げ付きやすい

 

 

フライパンのサイズ選び 比較表

次にフライパンのサイズを大まかに把握し、人数に合わせたサイズをチョイスしましょう。

小さいサイズ ちょうどいいサイズ 大きいサイズ
14~20cm 22~26cm 28~34cm
・一人分にちょうどいい ・二~三人家族向け◎ ・四人以上なら◎
・1つあると便利 ・26cmは最もポピュラーなサイズ ・作り置きにも便利
・重たい

 

鉄製キャンプ用フライパンおすすめ10選

ここからは実際にキャンプにピッタリのフライパンを紹介していきます。この記事では、使うほどに味がでる鉄製のフライパンをオススメしたいため、鉄製のフライパン中心にご紹介していきます。

 

ワンランク上を目指す!こだわりのキャンプ向けフライパン5選

Turk ターク クラシックフライパン

プロアマを問わず、数多くの愛用者がいるターク社のフライパン。ドイツの鍛冶職人アルバート・カール・ターク氏が1857年に創立して以来、150年以上もの歴史をもつTurk社。使えば使うほど味のでる同社の製品はまさに名器と呼べるでしょう。

職人による「ハンドメイド」にこだわり、ひとつの鉄の塊から何度も何度もたたいて成形する鍛造によって、本体と持ち手につなぎ目のない一体成型のフライパンができあがります。そのため、その強度と耐久性は折り紙つき。

片手持ち用のフライパンにはクラシックシリーズの「クラシックフライパン」と朝型シリーズの「プレスパン」の2種類がラインナップされますが、どちらも蓄熱性に優れ、食材の持ち味を活かした調理が可能です。プレスパンは生産性が高くやや低価格となります。

【仕様 5号 φ26cm】

  • サイズ(mm):幅260×奥行480×高さ115
  • 重量(kg):約1.7
  • 材質:鉄(銑鉄)
  • IH:対応

 

Lodge ロッジ シーズンスチール スキレット CRS10

次に紹介するのはLodgeのシーズンスチール スキレット。元々、スキレットの語源は「小さなフライパン」という意味ですが、このシーズンスチールは持ち手が長く、キッチンからキャンピングや焚き火でも幅広く活躍することができます。

カーボンスチール(炭素鋼)のため強度と耐久性が◎。また、シーズンスチールという名前だけあって、購入初期に必要な処置である「シーズニング」が不要という点が大きなメリットですね。

シーズニングとは、鉄フライパンに特有の「前処理」のことです。流通段階でサビを防止するためにクリアラッカーなどの防腐剤が塗布されているためです。シーズニングのやり方の一例として「空焼き→スチールたわしで洗う→火にかけて油ならし→たわしで洗う→乾燥させる」などの工程があげられます。かなり大変な作業ですので、これが省けるとなると大きなメリットであることが分かりますね!

【仕様 10インチ φ26cm】

  • サイズ(mm):幅262×奥行478×高さ84
  • 重量(kg):約1.6
  • 材質:カーボンスチール
  • IH:対応

 

Snow Peak スノーピーク コロダッチオーバル

Snowpeakの「コロダッチオーバル」は、正確にはフライパンというカテゴリーではないと思いますが、その使い勝手の良さから是非取り上げたい一品です。

レタス半分がすっぽりと入ってしまう深掘りの本体は煮込み料理や炊き込みご飯などの鍋料理に使えます。手頃な大きさなのでグループキャンプには向きませんが、1~2人キャンプでは料理の幅が広がること間違いなし!

また、蓋(リッド)が鉄板として使えるのも非常に嬉しいポイントです。波型の形状をしているので、肉に焼き目が付けられるのと、余分な脂を落とすことができます。

表面にはシリコン耐熱塗布が施されているため、シーズニングが不要なのもありがたい点。少人数キャンプ時に活躍すること間違いなしでしょう。

【仕様】

  • サイズ(mm):幅242×奥行160×高さ89
  • 重量(kg):約2.6
  • 容量:430ml(リッド)、1,130ml(ポット)
  • 材質:ダクタイル鋳鉄(シリコン耐熱塗布)

 

FD Style 鉄フライパン

続いて紹介するのがFD Styleの「鉄フライパン」です。こちらの商品は錆に強く、油なじみが良い、空焼き不要、IH対応、で使い込むほどに味わい深く育つなどなど鉄フライパンのメリットが満載です。

特に錆びにくさに特徴があり、「OXYNIT加工」という特殊な加工を表面に施しています。これは酸化と窒化を両方取り入れた表面処理で、高い防錆効果が期待できます。

使いはじめのうちは油ならしが面倒ですが、ここさえクリアしてしまえば長い間活躍してくれます。使えば使うほどに油が馴染み、焦げ付く心配もありません。お肉は綺麗に焼けるし、揚げ物もなんなくこなす、そんな一品となっています。

竹製の取っ手もスタイリッシュな雰囲気を醸し出し、料理の気分を上げてくれるでしょう。

【仕様 26cm】

  • サイズ(mm):W262×H420×D130 t1.6
  • 重量(kg):約1.0
  • 材質:鉄(OXYNIT加工)、金具 ステンレス、ハンドル 天然竹
  • IH:対応

 

NITORI ニトリ スキレット鍋

最後に紹介するのは生活雑貨で言わずと知れたNITORIのスキレット鍋です。スキレットはいろいろなメーカーが製造していますが、ニトリはとにかくコスパ面で最高クラスです。

ニトリのスキレット鍋は15cmと19cmの2種類のみですが、その価格は¥499と¥749と驚きの価格。ワンランク上という表現にはそぐわないかもしれませんが、正直これで十分という声も多いです。

鉄フライパンよりも厚みがあるので保温性が高く、オリーブオイルを使うアヒージョなどの料理に向いています。鍋敷きを敷けばそのままテーブルに出せちゃうのも嬉しいポイントです。

スキレットに必須の蓋が別売りという点がマイナスポイントですが、それも本体と同程度の価格で購入することができます。

【仕様 15cm】

  • サイズ(mm):幅255×奥行157×高さ33
  • 重量(kg):約0.7
  • 材質:鋳鉄
  • IH:対応

【仕様 19cm】

  • サイズ(mm):幅295×奥行197×高さ43
  • 重量(kg):約1.3
  • 材質:鋳鉄
  • IH:対応

 

取っ手が取れる!利便性抜群のキャンプ向けフライパン5選

取っ手の取れるフライパンのメリットは以下の3点に集約されるのではないでしょうか。

  • 重ねて収納できる
  • そのまま「皿」として使える
  • 清潔に使える(洗いやすい・汚れが落としやすい

次から紹介するフライパンは、キャンプなどのアウトドアで非常に便利な「取っ手が取れる」タイプのフライパンなので、是非参考にしてみてくださいね!

 

COCOpan ここぱん 極SONS COCOpanプレミア

まず始めに紹介するのがCOCOpanの極SONS COCOpanプレミアシリーズ。「鉄のお皿」をコンセプトにした極SONSは、フライパン特有の持ち手を外すことで料理の幅を広げました。

鉄の持つ「高耐久性」と「高熱伝導」を保ちつつ、「重ねて収納」「そのまま皿として使える」という利便性を兼ね備えた優秀なフライパンです。加えてオール熱源(電子レンジを除く)に対応しているのでオーブンやIHでも使えちゃいます。少し深めのデザインなので、炒め物に高いパフォーマンスを発揮します。

また、窒化処理という製造業でも特殊な処理をすることで防錆製を高めているため、調理器具でも錆を気にする必要がありません。

デメリットとしてはそのロゴマーク。外側に金属プレートとしてくっついているため、「邪魔」という意見もちらほら。また、専用の取っ手は別売りのため、合わせて購入が必要となりそう。

【仕様 26cm】

  • サイズ(mm):直径260×底面210×高さ4.2
  • 重量(kg):約1.45
  • 材質:鉄(冷間圧延磨き鋼板)
  • 処理:表面特殊熱処理(窒化鉄)
  • IH:対応(オール熱源対応)

 

    藤田金属 フライパンジュウ(JIU)

    次に紹介するのが大阪の町工場である藤田金属社が製造する「フライパンジュウ」です。まず目を引くのがその見た目スタイリッシュで愛くるしいビジュアルは従来のフライパンとは一線を画します。

    1.6mmという厚手の黒川鋼板を使い、塗装などの装飾を排除したその円形の形状は、食卓にそのまま出しても全く違和感のない「お皿」のような佇まいです。外周には360°ぐるっとリムが突き出ていますが、ここに木製のスライド式ハンドルが取りつきます。

    持ち手の親指が触れる部分をスライドするとロックが開き、開いたら下部をフライパンのフチに合わせます。そのままスライドを話すとスライドがロックされるという、独自機構を持つハンドル仕様になっています。(特許出願中)

    フチは360°同じ形状なので、どこでもワンタッチでハンドルが取りつくのが嬉しいポイントですね。素材は無垢の木材でできていて、ウォルナット(クルミ:明るい色)とビーチ(ブナ:暗めの色)の2種類から選べます。

    調理後の手入れは洗剤不要で、水とたわしでこするのみ。使えば使うほど油が馴染むので、どんどん使いやすくなり、色味も熟成していきます。

    【仕様 Sサイズ】

    • サイズ(mm):直径200 調理面160 深さ30
    • 重量(kg):約0.56
    • 材質:黒革鋼板
    • 直火:OK

    【仕様 Mサイズ】

    • サイズ(mm):直径200 調理面240 深さ35
    • 重量(kg):約0.78
    • 材質:黒革鋼板
    • 直火:OK

     

    LOGOS ロゴス 取っ手がとれるスキレット

    スキレットなのに取っ手が取れる。これがロゴスの販売するスキレットの特徴です。

    取っ手の取り付け個所は本体に2か所あり、そこにフック式のハンドルを取り付けることができます。底面にはドットの凹凸加工がされており、食材の焦げ付き防止と油落としの効果が期待できます。釜戸やオーブン調理に最適な商品となっています。

    サイズは16cm相当のSサイズと22cm相当のMサイズの2種類。また、Mサイズは「合体できるスキレット」との商品名が付いており、別売りのMサイズを裏返せば蓋として合体させることが可能。煮込み料理やスープなど、料理のバリエーションが増えそうです。

    ただし、シーズニング不要と謳っているにもかかわらず、購入後はきちんとしたシーズニングをしないと焦げ付いたという口コミもあるので注意が必要かもしれません。

    【仕様 S】

    • サイズ(mm):300×165×80 (直径16cmサイズ)
    • 重量(kg):約1.2
    • 材質:鋳鉄
    • シーズニングレス仕様
    • IH:対応

    【仕様 M(合体できるスキレット)】

    • サイズ(mm):450×230×70 (直径22cmサイズ)
    • 重量(kg):約1.8
    • 材質:鋳鉄
    • IH:対応

     

    IRON CRAFT アイアンクラフト IRON PLATE 焚き火フライパン

    続いて紹介するのがIRON CRAFTの「IRON PLATE 焚き火フライパン」です。こちらの商品は、静岡県菊川市にあるIRON CRAFT社と掛川市の鍛造メーカーによるコラボ商品で、鍛造工法によりスキレットよりも薄くて軽い点が特徴です。

    26cm相当の内径に対し、フチを入れた高さは1.5cmと薄く、正に平らな「お皿」という表現の似合うフライパンです。しかし、鉄独特の熱伝導率と強度はしっかりと残しているのは鍛造による工法のおかげ。ステーキや餃子など、一気に加熱する「焼き」料理を得意としています。IHに対応している点もプラスポイント。

    また、IRON PLATEよりもふた回り小さいサイズ「IRON PLATE mini」もラインナップがあり、こちらはより手軽に楽しめるサイズとなっています。IRON PLATEよりも深さがあるのもminiならでは。

    【仕様 IRON PLATE mini】

    • サイズ(mm):外径190×内径130×高さ30
    • 重量(kg):約1.0
    • 材質:鋳鉄
    • IH:対応
    • 付属品:ハンドル、ケース(袋)

    【仕様 IRON PLATE

    • サイズ(mm):外径254×内径220×高さ15 (10インチサイズ)
    • 重量(kg):約1.8
    • 材質:鋳鉄
    • IH:対応
    • 付属品:ハンドル

     

    Bush Craft ブッシュクラフト たき火フライパン

    取っ手が取れるフライパンシリーズで最後に紹介するのが、変わり種色の強めのブッシュクラフトの「たき火フライパン」です。こちらはなんと言っても「持ち手を現地調達する」という超個性仕様。

    キャンプ場に着いたら自由長さのハンドルとなる生木を調達し、先端を削って持ち手を作成します。フライパン本体にはテーパー状の持ち手固定部があり、そこに削った生木を差し込むのです。ハンドルを現地調達するという一手間が、キャンパー心をくすぐるのでしょう。

    フライパンとしての性能も優秀で、製造時に焼き入れ(ならし・シーズニング)をしているため、購入後すぐに使用することが可能です。

    2019年からは新たに「深め」のラインナップが増えたので、パスタなどの汁物のレシピも加えることができるようになりました。こだわりキャンパーは是非チェックしてみてくださいね。

    【仕様 たき火フライパン】

    • サイズ(mm):直径225×深さ18
    • 重量(kg):約0.5
    • 材質:鉄
    • 取っ手差し込み径 約24mm
    • 付属品:リネンケース、アンティーク調ヒートンねじ

    【仕様 たき火フライパン深め

    • サイズ(mm):直径240×深さ55
    • 重量(kg):約0.7
    • 材質:鉄
    • 取っ手差し込み径 約24mm
    • 付属品:リネンケース、アンティーク調ヒートンねじ

     

    ステンレス製キャンプ用フライパンおすすめ3選

    ここからはステンレス製のフライパンを紹介していきます。熱伝導率が低く、焦げ付きやすいデメリットがありますが、錆びにくさ、耐久性、メンテナンス性に優れた材質なので、それらの特徴を活かした使い方をしたいものですね。

     

    IWATANI-PRIMUS イワタニプリムス CF フライパン

    まず始めに紹介するのがIWATANI-PRIMUS製の「CFフライパン」です。アウトドア商品を数多く扱う同社から出ているだけあってアウトドアでの使い勝手は秀逸の一言。

    ステンレス製を活かした手入れのし易さに加え、少人数時でのサイズ感が絶妙。平らな底面は均一に熱を分散し、内部の具材を均等に温めてくれます。また、ステンレス製の弱点である熱伝導の低さを補うために、アルミコアをステンレスで挟み込んだ3層構造でつくられています。

    ハンドルを折り畳むこともできるため、持ち運びも◎。サイズはSとLの2種類で、ステンレス製なのにその軽さにも注目。コンパクトなキャンプにも持って来いの商品となっています。

    【仕様 S】

    • サイズ(mm):150×高さ50
    • 重量(kg):約0.4
    • 材質:18/8 ステンレス(底部内にアルミプレート付属)
    • 付属品:収納袋

    【仕様 L】

    • サイズ(mm):250×高さ50
    • 重量(kg):約0.6
    • 材質:18/8 ステンレス(底部内にアルミプレート付属)
    • 付属品:収納袋

     

    CAPTAIN STAG キャプテンスタッグ 3層鋼フライパン 17cm

    次に紹介するのがCAPTAIN STAGの「3層鋼フライパン 17cm」。

    こちらもイワタニプリムスのフライパンと同様にステンレスの間に別の材質を加えた3層構造となっています。しかし、間に入れているのはアルミではなくこちらは軟鉄を入れています。(実際はニッケルとニッケルの間に軟鉄があるので5層構造ですが、名称は3層鋼となっています)

    ハンドルは取り外し可能な仕様となっていますが、取り付け・取り外しには専用のねじで締め付ける仕様です。マイナスドライバー用の溝が切ってあるため、コイン等でしっかりと留めることが可能で、安心して鍋を振るうことができます。

    【仕様】

    • サイズ(mm):外径175×高さ39(本体のみ)
    • 重量(kg):約0.4
    • 材質:ステンレス鋼(クロム18%・ニッケル10%)・鉄、取っ手:18-8ステンレス鋼

     

    Zwilling ツヴィリング ピコフライパン 16cm

    ステンレス製フライパンの最後に紹介するのが調理器具で有名なZwillingの「ピコフライパン 16cm」です。ステンレス製の中でも、傷がつきにくく目立ちにくい「スムースサテンフィニッシュ」と呼ばれる表面処理がなされており、日々のメンテナンスに非常に優れます。

    こちらもイワタニプリムスのフライパンと同様に、ステンレスの間にアルミコア材を加えた3層構造によって熱伝導率の低さを軽減しています。

    こちらの商品が嬉しいのはIH対応に加えて食洗器にも対応している点。ステンレス製の洗いやすさにプラスしてメンテナンスが高いと言えるのではないでしょうか。

    焦げ付きやすさは他の材質に比べて高いですが、しっかり油をひく・予熱をしっかりする、など工夫すれば全く問題なく使えます。

    【仕様】

    • サイズ(mm):幅173x高さ35 (直径:160)
    • 重量(kg):約0.8
    • 材質:本体 ステンレス(18-10,18-0)、アルミニウム
    • IH:対応
    • 食洗器:対応

     

     

    アルミ製キャンプ用フライパンおすすめ3選

    アルミ製のフライパンは熱伝導率が高いことと、その軽さがウリです。そのため、ソロキャンプなどの少人数で手軽に楽しみたい材質。ここではオススメのアルミ製フライパン3種について取り上げていきます。

     

    UNIFLAME ユニフレーム 山フライパン

    まず始めに紹介するのがユニフレームのその名も「山Fフライパン」。フライパンの名前ですが深型のため鍋としても使用可能であるところが◎。2~3人までの鍋・炊飯・パスタもこなしちゃいます。

     取っ手は本体に巻き付くイメージで折り畳むことができ、携帯性もGood。やはりアルミ製だけあった重量は200gを下回り、ソロキャンプに持ってこい。

    熱伝導率が非常に高いのでレトルト食品を素早く温めたり、コーヒー用にお湯を沸かす場面でも活躍すること間違いなしでしょう。

    【仕様】

    • サイズ(mm):φ170×40
    • 重量(kg):約0.17
    • 容量(ml):800
    • 材質:本体 アルミニウム・フッ素樹脂加工、ハンドル:ステンレス鋼
    • 付属品:収納ケース

     

    IWATANI-PRIMUS ライテックセラミックフライパン P-737420

    続いて紹介するのがIWATANI-PRIMUS製の「ライテックセラミックフライパン」です。こちらのフライパンには内側にセラミックコーティングが施されており、耐摩耗性・非粘着性に優れています。

    もともとセラミックコーティングは車の塗装などに使われていますが、ガラスコーティングよりも丈夫で耐久性が高く、鏡面光沢による艶が特徴です。本体外側には硬質アルマイト処理が施されており、傷や汚れが付きにくい対策がされています。

    野菜炒めやホタテのバター炒めなどにも適していますし、Amazonレビューでは2人分のパスタを使うと丁度良いというコメントが多くありました。

    サイズ感は、一人で使う分には少し大きいかなという印象ですが、少人数でキャンプを楽しみたい方に最適です。

    【仕様】

    • サイズ(mm):外径213×高さ50
    • 重量(kg):約0.27
    • 材質:アルミニウム(内側セラミックコーティング加工、底面滑り止め加工)
    • 付属品:収納ケース

     

    JETBOIL ジェットボイル サミットスキレット


    アルミ製フライパンの中で最後に紹介するのがJETBOIL製の「サミットスキレット」。同社の創業者はアウトドアシーンでの無骨なストーブや重い魔法瓶にうんざりし、2001年にアウトドアで手軽に食事を楽しむための調理器具開発に着手しました。

    そんな創業者は、少ない燃料で調理や湯沸かしを可能とするアウトドア用バーナー「JETBOIL」を開発し、アウトドアでの調理にイノベーションを起こしました。

    サミットスキレットはJETBOILで使うことを想定したスキレットで、底が厚く、熱が均一に伝わりやすい構造となっています。本体内側にはセラミックコーティングが施されていて、こちらも耐久性と焦げ付きにくさを両立しています。

    ハンドルが本体内部に折り返して収納できる仕様なので、収納時はコンパクトにまとめられます。また、フライ返しも付属品としてついているのも嬉しいですね。

    【仕様】

    • サイズ(mm):203×216x48(収納時)
    • 重量(kg):約0.3(フライ返し含む)
    • 材質:アルミニウム(内側セラミックコーティング加工)
    • 付属品:ターナー(フライ返し)

     

    チタン製キャンプ用フライパンおすすめ3選

    チタン製のフライパンの特徴は軽さと耐久性の高さです。こちらの材質もアルミ同様、ソロキャンプなどの少人数で手軽に楽しみたい場合に重宝します。荷物をなるべくコンパクトにまとめたい登山にも最適なので、ハイカーの方もチェックしてみたくださいね。

     

    TOAKS トークス チタニウムフライパン

    1つ目に紹介するのが南カルフォルニアを拠点に置くアウトドアブランド、トークス社の「チタニウムフライパン」です。

    この商品の特徴は「とにかく軽い」点。サイズのラインナップは直径115cm、130cm、145cmの3種類ですが、最も大きい145cmサイズでもその重量はたったの71g!115cmサイズの重量は脅威の46gです。軽すぎる・・・

    また、ハンドルは底面側に折り畳めるので、コンパクトにまとめることができます。焦げ付きやすいというコメントもありますが、その軽さに重きを置いた使い方をしたいところです。

    【仕様 D115cm】

    • サイズ(mm):121×30
    • 重量(kg):約0.05(46g)
    • 材質:チタン

    【仕様 D130cm】

    • サイズ(mm):137×28
    • 重量(kg):約0.06(60g)
    • 材質:チタン

    【仕様 D115cm】

    • サイズ(mm):142×31
    • 重量(kg):約0.07(71g)
    • 材質:チタン

     

    NatureHike ネイチャーハイク チタンクッキングフライパン Frypan 01

    ネイチャーハイクの「チタンクッキングフライパン Frypan 01」は、99.9%のチタン材質を使用し、超軽量・高硬度・錆にくさ・コンパクト・酸&アルカリからの耐食性を兼ね備えています。

    熱伝導率の低さをカバーするため、底面は丸みを帯びた形状となっています。TOAKSのフライパンよりも一回り大きなサイズ感で、ハンドルは本体側面に巻き付くタイプ。

    金属特有の匂いがなく、調理した食材の風味を損なわないのが魅力です。

    【仕様】

    • サイズ(mm):185×185x45
    • 重量(kg):約0.16(160g)
    • 材質:チタン

     

    EVERNEW エヴァニュー チタンフライパン

    最後に紹介するのがEVERNEWの「チタンフライパン」シリーズです。EVERNEWのフライパンは、日本有数の金属加工業が盛んな新潟県燕市で生産された、れっきとした日本製です。

    こちらのフライパンにも、内部にセラミックコーティングが施されており、焦げ付き肉さと耐久性を高めています。サイズは16cm、18cm、20cmの3種類から選ぶことができます。

    別売の「チタンクッカーセット」「クッカー」と組み合わせることで、スタッキング(重ねて収納)して持ち運ぶこともできます。

    チタンならではの、軽量・耐久性・コンパクトさを味わってみてはいかがでしょうか。

    【仕様 径16cm】

    • サイズ(mm):直径205x40
    • 重量(kg):約0.16(155g)
    • 材質:チタン(内側セラミックコーティング、取っ手部シリコンチューブ)

    【仕様 径18cm】

    • サイズ(mm):直径185x40
    • 重量(kg):約0.14(138g)
    • 材質:チタン(内側セラミックコーティング、取っ手部シリコンチューブ)

    【仕様 径20cm】

    • サイズ(mm):直径165x37
    • 重量(kg):約0.12(120g)
    • 材質:チタン(内側セラミックコーティング、取っ手部シリコンチューブ)

     

      総評

       

      いかがでしたでしょうか。

      今回の記事では「キャンプに向いているフライパンとは?」という疑問にはじまり、フライパンの材質によって特徴があることを伝えました。

      それぞれの材質ごとに具体的な商品を紹介してきましたので、ご自身のスタイルにあったフライパンを選ぶ際の参考にしていただけたら嬉しいです。