ChromebookとWindowsパソコンの違いとは?
昔から日本人だけではなく、世界中の人々が使用してきたOSがWindowsです。このOSを搭載したパソコンは、数多くあります。現在ではChromeOSを搭載したChromebookと呼ばれるパソコンも登場しており、スペックの面でも優秀です。そこでこれらの違いについて、またメリットやデメリットに関して解説したいと思います。
WindowsパソコンとChromebookの違い
WindowsパソコンとChromebookは、見た目に関して大きな違いは見られません。しかし実際に比べてみると、さまざまな点で異なっています。いずれのタイプを選択するか考える場合には、まず両者を比較してみることが大切です。ここで、両者を比較した場合に見られる違いについて説明したいと思います。
OSがそもそも違う
WindowsパソコンとChromebookを比較してみると、搭載しているOSが大きく異なります。単純にマシンだけを見てみると、どちらのOSを搭載しているのか当てることができない方もいることでしょう。
まずWindowsパソコンは、マイクロソフト社が開発したWindowsと呼ばれるOSが搭載されています。これに対してChromebookはグーグル社が開発したChrome OSが搭載されています。
OSが違えば、周辺機器を使用する場合に注意すべきポイントが出てきます。一般にWindows上で使える周辺機器は多いですが、Chromebookで使える周辺機器は比較的少ないと言えます。Chromebookを購入する場合には、この点をしっかりと頭に入れておくことが大切です。
データを管理する場所が違う
Windowsパソコンに関して、データは通常ローカル上で保管と監理を行います。インターネットに接続していなくても、データにアクセスすることが可能です。もしも通信で不具合が起こった場合でも、データにアクセスできるので安心です。
ただWindowsを搭載したパソコンを複数所有している場合には、データの保存場所が複数に分かれてしまいます。そのため、データの管理が面倒になってしまう点は要注意です。
Chromebookに関しては、データは通常クラウド上で保管と監理を行います。データはクラウド上にあるため、アクセスするためにはインターネットに接続する必要があります。もしもトラブルが起こってインターネットが使用できない場合には、アクセスが不可能になってしまうので注意が必要です。
ただChromebookの買い替えを行う、また複数のパソコンを所有している場合に、データの移行は不要です。もしもストレージが故障してしまっても、データが消失してしまうことがありません。
接続環境の必要性
Windowsパソコンでは、ダウンロードしたアプリはインターネットに接続してなくても、使用することが可能です。そのため、常時インターネットに接続する必要はありません。ただデータをクラウド上に保存した場合には、アクセスする場合にインターネットに接続する必要があります。
Chromebookで使用するアプリは、ウェブアプリケーションとなります。インターネットに接続しないと、使用することができません。基本的に、Chromebookはインターネットに常時接続していることを前提の上で使用します。Chromebookで使用するアプリの中には、ウェブアプリケーションもあります。これに関しては、インターネットに接続していなくても問題なく使用可能です。
もしもChromebookを購入しようと思った場合には、常時インターネットに接続できる環境にあるかどうか考えてみることが大切です。モバイルルーターなどを使用していて、接続が不安定になることが多い場合には、購入するかどうかよく検討しなければなりません。
Windowsのメリットとデメリット
世界中で使用されているWindowsパソコンは、シェアの大きさでは圧倒的と言えます。認知度が高いため、さまざまな点でメリットが見られます。しかし、実際にはデメリットの部分もあります。ここで、メリットとデメリットについて説明したいと思います。
Windowsのメリット
Windowsパソコンは、「シェアの大きさ」「操作が簡単で使いやすい」など、いろんなメリットがあります。ここで、具体的にどんな魅力的な点があるのか説明したいと思います。
圧倒的なシェアの広さ
Windowsは日本だけではなく、世界中でのシェアが大きいという点がメリットです。シェアが大きいため、アプリの数に関しても同様に多くあります。使用する人が多いということは、それだけ信頼されていると言えるでしょう。安心感を得たい方は、Windowsを選択するほうが無難です。
またシェアが大きければ、それだけWindowsに関する情報も多くなります。インターネットを使用して、疑問が生じることがあります。そんなときでも、インターネット上で多数の情報が得られるので、簡単に解決することが可能です。またアプリの使い方やハードに関して困ったことがあっても、解決方法を簡単に得ることができます。
使用できるアプリの多さに関しても、メリットがあります。有料で販売されているタイプもありますが、無料で使用できるアプリも多数あります。シェアが小さいパソコンだと、アプリの多さではあまり期待ができません。
操作がスムーズで簡単
Windowsパソコンは一般家庭だけではなく、会社や企業でも浸透しています。多くの方はWindowsパソコンに慣れているため、会社のパソコンがWindowsであっても不安なく扱えることでしょう。
普段Windowsパソコンを使用しているほうが急にChromebookを使用すると、操作などで困ってしまうものです。またインターネット上で操作に関する情報が多数見つかるので、安心して使い続けていくことが可能です。
初めてパソコンを購入する場合には、シェアの大きいWindowsを搭載したタイプのほうが無難と言えます。しばらくパソコンでアプリを使用する、またインターネットを楽しみながらスキルを磨き、その上でChromebookの購入することをお勧めします。
コスパの点で優れている
Chromebookは価格が安いというイメージがありますが、Windowsパソコンもこの点では同様と言えます。国内だけではなく海外メーカーからも多数の機種が販売されており、価格帯も違います。低予算で購入したい、そんな希望を持つ方向けの商品を簡単に見つけることが可能です。
また購入する場所も多く、小さな電気屋さんだけではなく大型の家電量販店では多数の商品が陳列されています。大型店のほうが安く販売されているので、よりリーズナブルな価格で商品の購入ができます。
さらに通販サイトではさらに安く販売されていることがありますし、メーカーの直販サイトではアウトレット商品を提供する場合もあります。さまざまな場所で販売されているため、それだけ安く購入することが可能です。
Windowsのデメリット
シェアが大きいWindowsパソコンですが、注意したいポイントも実はあります。ウィルス感染を始め、いくつか気になる点もあるので、ここで紹介したいと思います。
ウィルス感染の心配がある
多くの人が使っている分、ウィルス感染しやすいという点には注意をしなければなりません。パソコンを購入すると対策ソフトが入っていますが、ただ全てのウィルスに対して対処できるわけではありません。
ウィルス感染を防止する、また発見して除去する効果に優れたソフトを購入することが大切です。また感染しやすいサイトにはできるだけ訪問しないなど、対策を講じる必要があります。
アップデートの必要性
インターネットを楽しんでいると、急にサイトが開きにくくなったなどストレスを感じることはありませんか。アップデートを開始すると、急に重く感じられることがあります。
Windowsパソコンは定期的にアップデートを行うので、イライラしてしまうことがあります。また毎月使用できる通信量に制限がある場合には、アップデート時の消費データ量が大きいので気になってしまうのではないでしょうか。
買い取り価格が低い
市場に出回っている製品が多いため、価値が低くなってしまいがちです。新しい製品を購入するので現在使用している製品は売ってしまいたいと思っても、買い取り価格が非常に低くなってがっかりしてしまうことでしょう。
Windowsパソコンを購入しようと思っている方は、買い取り専門店に持参しても期待できる査定額を提示しないことをあらかじめ理解する必要があります。
Chromebookのメリットとデメリット
Chromebookはストレスなく使用できるなど、頻繁にパソコンで作業をする方にとって魅力的な点がいくつかあります。ただ動画編集などを行う際には、気になる点があります。
Chromebookのメリット
Chromebookに興味を持っている方は、どんな点が魅力的なのか知りたいことでしょう。ここでさまざまある長所の中でも、特に嬉しいポイントについて説明したいと思います。
起動がスピーディー
起動が遅いパソコンを使用していると、イライラしてしまうことでしょう。その点Chromebookは起動がとても速く、約8.4秒程度で使用できるようです。
パソコンの電源をオンにした際に、さまざまなプロセスを経る必要があります。Chromebookはブラウザ上での操作を基本としているため、OSが早く起動してくれます。
初期設定に困らない
パソコンに対して知識が少ない方にとっては、初期設定はとても不安に感じる作業と言えます。Chromebookは初期設定がほとんど不要なので、安心してインターネットなどを始めることが可能です。
グーグルのアカウントを持っていれば、初期設定の必要性はほぼありません。またアカウントの作成は簡単なので、初心者の方にとっても安心感が得られるタイプと言えるでしょう。
その他
Windowsパソコンに比べて、Chromebookは電力の消費量が少ないと言えます。バッテリーの消費が遅いので、屋外でアプリを使うなどの作業をする機会が多い方にとって、嬉しいポイントではないでしょうか。
またウィルス対策が不要という点も、見逃せないポイントです。Chrome OSには、自動で更新する機能があります。いつでも最新のバーションとなっており、ウィルス対策は万全と言えます。対策ソフトを購入する必要がなく、維持費を抑えることが可能です。
Chromebookのデメリット
Chromebookには面倒なウィルス対策が不要など、嬉しいメリットが多数あります。ただいくつか気になってしまう点もあるので、デメリットについても目を向けなければなりません。
メモリの負荷が大きい場合に要注意
高度な動画編集を行う場合、ハードへの負荷が大きくかかってしまいます。メモリを多く使用してしまいますし、作業時に重く感じられるかもしれません。一般にChromebookはメモリに対して大きな負担をかける作業は苦手なので、ローカル環境で高度な動画編集をしたい方は理解しておく必要があります。
別途環境がないと不便
インターネットに接続されていないと、使用できない機能があることをご存知でしょうか。ブラウザ上で操作を行うことをChromebookは前提としているので、快適に使用するためにはインターネットにつながっておくことが必要です。スプレッドなどオンラインになっていなくても使用できるアプリはありますが、多くはオンラインで使用します。
WindowsをChromebookで使う方法
Chromebookを購入し、その後にWindows10などをしたいと思う方もいることでしょう。結論から言うと、それは可能です。必要な手続きを行うことで、Windowsを使用することができます。
ChromebookにWindowsをインストールする 方法を正しく理解すれば、セットアップまで簡単に行うことが可能です。下の1~3が、具体的な方法となります。
1.Chromebook で Linux(ベータ版)をセットアップする
2.仮想マシンマネージャーを導入
3.Windowsをセットアップ
お勧めしたいChromebook
高負荷の作業を行いたい、また今後Windowsを入れたいという方もいることでしょう。このような場合には、高スペックのパソコンを選ぶ必要があります。さまざまな製品が現在いろんなメーカーから販売されており、選ぶのにきっと困ってしまうことでしょう。そこで、高スペックで使いやすい製品をいくつか紹介したいと思います。
サクサクとネットを楽しみたいなら「HP Chromebook x360 14c」
CPUに: インテル Core i5-10210U プロセッサーを搭載しており、負荷のかかる作業時にもストレスなく使用することができるタイプです。メモリは8GBとなっており、タグを複数開きながら作業を行っても、サクサクとインターネットなどを楽しむことが可能です。また128GBのeMMCを搭載しており、より快適にパソコンを使用することができます。
最大12時間使用できる大容量のバッテリーを搭載しており、長時間の使用にも十分耐えることが可能です。また画面は高精細フルHDなので、とても美しい映像を見せてくれます。HPらしくシンプルなデザインですが、飽きが来ない上品な質感が印象的です。
ハイエンド向けなら「ASUS Chromebook Flip C436FA」
動画編集など、負荷がとてもかかる作業を日々行う方はいませんか。そのような方に紹介したいのが、ASUS Chromebook Flip C436FAです。インテル Core i7-10510U プロセッサーを搭載しているので、どんな作業を行う場合であっても、サクサクと進めていくことが十分に可能です。
メモリは16GBなので、複数の作業を同時に行うことが多い場合にも適しています。またハードディスクに関しては、512GBのSSDを搭載しています。低容量のSSDも多数ある中で、十分な容量を持っている製品と言えるでしょう。
ASUS Chromebook Flip C436FAは重量が約1.15kgなので、さまざまな場所で簡単に持ち運ぶことができます。とてもスタイリッシュで薄型のChromebookなので、デザイン性も重視してパソコンを選びたい方にもきっと気に入ってもらえることでしょう。
総評
ChromebookとWindowsは、いずれも魅力的に感じられる面が多数あります。選択する場合には、どんなシーンでパソコンを活用するのかをじっくりと検討することが大切です。またChromebookにWindowsを搭載する場合には、高スペックの製品を選ぶことが基本と言えます。