Microsoft surfaceで仕事も趣味も思いっきりこなそう!多数のラインナップから各モデルの特徴をお伝えします!
Microsoft社がリリースしているタブレットPC端末「surface(サーフェス)」の名を聞いたことはありませんか?
現在、日本国内においてはタブレット端末、なんて聞くとApple社のipadや、Google社のandroidOSが搭載された各種タブレットを思うことでしょう。
今回お話しするMicrosoft surfaceは、OS(オペレーティングシステム)にwindowsを搭載していることが大きな特徴です。昨今ではそれこそipadやandroidタブレットを業務のツールとして利用している企業様が増えてきてるかと思いますが、国内で長年パソコン業界のシェアをほぼ独占してきたwindowsパソコンは現在も多くの企業様で愛用されております。同じwindowsを搭載しているからこそ、操作方法を新しく覚える必要もなく、データ連携もスムーズに行えます!
また、Microsoft社と言えば、”Microsoft Office”と呼ばれる各種ビジネス用ソフトウェア(アプリ)も有名です。文書作成ソフトの定番である「Word(ワード)」、表計算ソフトの金字塔「Excel(エクセル)」、プレゼンテーションソフトと言えばお笑い芸人ラバーガールがネタにもした「PowerPoint(パワーポイント)」などなど、触れたことや聞いたことはあるかと思います。
絶大なるシェアを誇ってきたからこそ、そのような今や定番として根付いているこのソフトウェアをストレスなく使える、Microsoft surfaceの強みはそこにもあります。
本項ではそんな機能を持ったMicrosoft surfaceの各モデルを、特徴を踏まえながらご紹介していきたいと思います。
現在(2022年6月)リリースされているsurfaceのモデルは次の項目の通りです。
Microsoftsurface製品ラインナップ 8モデル(2022.6製品カタログによる)
・surface Go 3
・surface Go 3 LTE Advanced
・surface Pro 7+
・surface Pro 8
・surface Pro X
・surface Laptop Go 2
・surface Laptop 4
・surface Laptop Studio
製品名ごとに以下のような特徴を持つようです。
「Go」…比較的小型であり、持ち運びを前提としたモデル。気軽にカバンに携帯したり、屋外やアウトドア利用など、取り回しのしやすさが特徴。
「Pro」…ベーシックでスタンダード、それでいてパワフルな使用感のあるモデル。Goシリーズよりも画面サイズが大きめであり、スペックが高いです。
「Laptop」…キーボードが一体型のいわゆる「ノートパソコン」のモデル。「Laptop Studio」のみ折り畳みタブレット端末の様に使用できます。
また、全モデルタッチパネルであり、一部機種を除いてsurfaceペン(別売)対応です。
suffaceシリーズのエントリーモデル「surface Go 3 (+LTE Advanced)」
surfaceシリーズで、もっとも小型であり、もっとも廉価なモデルです。廉価なだけあり、他のモデルと比べると高性能とは言い辛いです。
搭載OSもwindows 11 Home(Sモード)のOSが入っております。windows 11 Home(Sモード)とはwindows11の機能を最大限に発揮でき、かつMicrosoftStoreからのアプリのみインストールが可能という、セキュリティに特化したOSです。そのため、通常のwindows搭載のノートPC等からの買い替えを考えている場合は、いつも使っていたソフトウェアがインストール出来なかったりと思うように行かないかもしれません。Sモードの解除についてはMicrosoftのホームページに掲載されておりますが、やはり「ひと手間感じる」のは否めません。
ですが、単純に遊びを楽しむ分には十分はパフォーマンスを発揮できます。仕事上でも重要なメモや記録に、遊びの上でもアウトドアでのバックミュージック再生、お子様の暇を持て余さぬようYou TubeやAmazon Prime動画の再生に、「気軽に持つ」には十分なスペックを備えております。
本モデルは俗にいうFree Wi-Fiの環境下や、スマホのテザリングでデータ通信を行う「Wi-Fiモデル」と、自身で通信契約をし、SIMカードを利用してデータ通信を行う「LTEモデル」とがあります。
自身の通信環境を考慮した上で、選ぶのが良いでしょう。
surfaceシリーズのスタンダードモデル「surface Pro 7+」
surfaceシリーズでもっともスタンダードなモデルと言えます。そのため、本モデルもお世辞にも高性能とは言えません。ですが前述の「surface Go 3」とは使用しているCPUや画像処理性能も上位のものであり、画面も大きくなっているので仕事上でも資料やデータ確認においてストレスは感じないでしょう。
搭載しているOSは一般のwindows11 HOMEが入っており、前述のSモードの弊害を考えると現在windowsを利用している方が単純に買い替えるのも悪くないと思います。
ただ、現在は後述の後継機「surface Pro 8」が存在します。価格を取るか、性能を取るかで選んでみてください。
Core i7搭載モデル「surface Pro 8」
前述の「surface Pro 7+」の後継機である本モデルは、その性能はもちろん上位です。型名にもよりますが、使用しているCPUはintel社のCore i7が搭載され、メモリは16GB、32GBのタイプもあります。これにより、前述モデルでは少し動作に不安であった多重タスクの心配も要りません。画面も「surface Pro 7+」よりまた少し大きくなり、あらゆるシーンに利用がしやすくなった、そんなモデルと言えます。
この「surface Pro 8」にはデータ保存領域が128GB、256GB、512GBの他にも1TBの設定があります。2021年9月に発売されたiPhone13でも512GBが最大であり、写真や動画を撮り貯めるのであれば、512GBの約2倍ある1TBの設定は非常に嬉しいですね。仕事上でも資料やデータ確認はもちろん、プライベートでは家族の写真や動画にて記録を残すことも多いかと思いますが、画面の大きさも相まって、皆で思い出話に花を咲かせることもしやすいのではないでしょうか?
モバイルに最適化された「surface Pro X」
こちらは前述2モデルの「surface Pro 7+」「surface Pro 8」と比べて、モバイルに適した「Pro」モデルとなっております。本モデルに利用されているCPUは「Microsoft SQ1(SQ2)」と呼ばれるものです。
Androidスマートフォン用のCPUをリリースしている会社とマイクロソフト社が共同開発したもので、スマートフォン用のCPUの技術が使われており、使用電力を少量に抑えたり、発熱を抑えたりとモバイル機器向けのCPUとなっております。性能は特に良い、というわけではありませんが、その分価格が抑えられております。
また、その性質上windowsPCと同じ感覚で使用すると、動作しないアプリまたはソフトウェアがあるかもしれません。そこが1つの注意点でしょう。
セカンドマシンに最適「surface Laptop Go 2」
銘打ってあるように「Laptop」系統であり「Go」系統である本モデル。ノートパソコンのようにキーボード一体型であり、かつ取り回しやすい小型タイプとなっております。
またカラーバリエーションが豊富であり、あなたの使用環境を明るく演出することでしょう。性能としては「surface Pro 7+」同等ですが、キーボードがある分、より落ち着いた使用用途になるのではないでしょうか?カフェでのメールチェックやチャット、オフィスでのセカンドマシンとして等、案外細かいところに手が届くモデルかも知れません。
ただし、本モデルのみ、タッチパネルではありますが、surfaceペンに対応しておりません。選択時ご注意ください。
カスタマイズするなら「surface Laptop 4」
今まで紹介してきたモデルと異なり、あらゆる用途に応じて、ユーザー側が性能、構成を選択するモデルとなっております。
・画面サイズ ~ 13.5インチモデル/15インチモデル
・CPU ~ intel/Ryzen
・記憶領域 ~ 256GB/512GB/1TB
組み合わせパターンはある程度決まっておりますが、自身のスタイルに応じて性能を取捨選択出来るのは自分だけのマシン、という感覚が湧いてくるでしょう。
なおCPUにおいては好みが分かれるところです。低コスト構成ではRyzenが設定されますが、Ryzenの性能は決してintel core i5/i7に引けを取りません。場合によってはRyzenの方が高パフォーマンスを発揮するでしょう。またRyzenを選択することにより、グラフィックチップがAMD Radeonになります。Radeonは画像処理や3D演算処理に優れ、画像加工や動画編集の他、ライトな3Dゲームであればほぼ不足なく扱うことが出来るでしょう。
タブレット/ノートPC端末は一度購入すると長期に使用し、すぐ買い替えるものではありませんので、使用用途を広く対応できる高性能なモデルを購入することは筆者である私自身もオススメです。
クリエイター向け「surface Laptop Studio」
surfaceシリーズでトリを飾るのは「Laptop」系統である本モデル。
スペックではCPU性能、データ保存領域、グラフィックチップ、バッテリー駆動時間等全てのラインナップの中で最高です。その分お値段も最高ではありますが、もちろん金額に見合った性能ですので、選ぶ価値は十分にあります。
ここまで来ると普通の「仕事や趣味に」という言葉から想像するレベルでは追いつかないほどの性能で、完全に「クリエイティブ」な方向けのモデルとなります。そう言った意味では「クリエイターの仕事や趣味に」にぴったりですね!
とは言え、クリエイターの為だけのモデルではありません。仕事において文書やメール閲覧等で済ますにはオーバースペックですが、前述surface Laptop 4でも触れたように、様々な用途に広く対応できる高性能なモデルは、自分の趣味や出来ることを広げることに大いに役立つと思います。このモデルを手にした時から可能性は無限大です。surfaceペンを使ったイラスト、アニメーション作成、3Dモデリング。TVCMやネットの広告で見るような3Dゲームに挑戦するのもいいかも知れませんね。
総評 ~さあ、どの機種を選びますか?~
タイトルの通り「仕事に趣味に」を軸にsurfaceのラインナップをまとめてみました。
多々あるラインナップは今のあなたの利用環境において、それぞれ一長一短あるかも知れません。そのような中で「これくらいにしか使わないし。」でモデルを決めてしまうと、折角のラインナップもあなたの可能性も、そこが限界になってしまいます。
高性能のモデルは様々なソフトウェアを快適に動作させることができて、あなたの「仕事に趣味に」をもっと広げてくれることでしょう。長く使うモデルなのに、興味を持ったのにスペックが足りず出来なかった、というのはとても残念だと思います。
もちろん、廉価なモデルが悪いわけではありません。取り回しやすさや省スペース性など、それぞれの特徴を踏まえた選択は大事だと思います。ただ、もし、用途をほんの少しだけでも思っていたことより広げたい場合は、私が文中に語った様に「迷ったら高スペックなモデルを視野に」も1つの方法かと思います。