イヤホン別!イヤホンの正しい付け方とは?シュア掛けについてもご紹介

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同じイヤホンでも装着の仕方次第で快適かつ疲れにくくなるだけではなく、サウンドの聴こえ方も変わってきます。イヤホンごとの付け方をいろいろ試してみて、自分のイヤホンでより上質なサウンドを実現してみましょう。


イヤホンの形状に合わせた正しい付け方や、シュア型と呼ばれる付け方との相性、それぞれのメリットやデメリットについてもご紹介していきます。


イヤホンの正しい付け方ってあるの?〜シュア掛けってなに?〜

イヤホンの性能をしっかりと得るには、正しい付け方が重要です。しかし、それぞれの装着方法に加えてタッチノイズが軽減され、イヤホンが落ちてしまうのを高い確率で防ぐ、シュア掛けという付け方があります。


シュア掛けをすることによって、普通につけているよりも安心して音楽を楽しめます。もちろん、シュア掛けに合っているイヤホンと、そうでないイヤホンがあるので、付け方を確認して自分のイヤホンが向いているのかどうか確認しておきましょう。

シュア掛けとは?~メリットの多い装着方法~

基本的にはイヤホンはその形状にあわせて装着するようになりますが、シュア掛けという方法をとることにより、装着感が向上しタッチノイズが軽減するといったメリットが得られます。イヤホンコードをフック状にしてイヤーピースを耳に挿入し、その後にコードを耳に掛けて着ける方法です。


このシュア掛けをすることによって、イヤホンのコードが服や髪に擦れた際に聴こえるタッチノイズが軽減されるようになり、より没入感を体感できるようになります。集中して音楽を聴きたいときや、スポーツや作業中に音楽を楽しみたいという方におすすめの装着方法となります。


しかし、シュア掛けに向いているイヤホンと、そうではないイヤホンのあるので、ご自分が持っているイヤホンがどちらに向いている付け方なのかしっかりチェックしましょう。

インナーイヤー型イヤホン〜周囲の音も聞きやすい構造〜

インナーイヤー型は耳穴のやや奥深くに差し込んで使用するタイプですが、周囲の音も聞き取りやすい設計になっています。周囲の音もしっかり聴こえるので、周りの音が聴こえなくて事故やトラブルに巻き込まれるといった事態になりにくいのが特徴です。


しかし、密閉性に欠けるこの特徴のせいで周囲の音が聴こえて不満に感じる方も居るので、周囲の音が入ってこないほうが良いという方は避けたいタイプとも言えます。もともとタッチノイズも少なく、シュア掛けをしたときのメリットもそこまで大きくありません。

カナル型イヤホン〜密閉性が高く装着しやすい〜

カナル型イヤホンはシリコン製のイヤーピースが着いており、密閉性に優れていて没入感が体感できるのが嬉しい設計ですので、集中して音楽を聴きたい人におすすめです。密閉性が高いため、コードに服や髪などが擦れてしまうことでタッチノイズが入りやすいのが欠点でもあります。シュア掛けをするとタッチノイズが少なくなり、さらにつけ心地もよくなり、ランニングやその他の運動をしても外れにくくなります。


また、イヤホンの形によっては、その製品がもっている本来の左右の付け方よりも高音質で聴くことができます。さらに、カナル型のイヤホンの場合で、もともとこのシュア掛けに似た付け方の製品も発売されているモデルがあるので、服に擦れてしまったりするノイズが気になる方は、最初からこうしたデザインを使用するのも良さそうです。


カナル型のイヤホンの場合、コード部とイヤホン部の付け根にカバーがついており、耳に掛けにくくなっていることがあります。こうした設計はシュア掛けをするのが困難ですので、シュア掛け自体出来ません。

耳掛け型イヤホン〜耳にしっかり引っかかる構造〜

コード部分が最初から耳にかかるように設計されているタイプのイヤホンや、耳にかけるパーツが着いていて、小型のヘッドフォンのような作りになっているものもあります。この場合、耳にコードをかけるものであればシュア掛けの利点をあるのですが、シンプルに耳に掛けるだけの場合はそもそもシュア掛けは厳しいです。


メリット解説

実際にシュア掛けができるイヤホン、できないイヤホンがありますが、それぞれにメリットはしっかりとあります。一見するとシュア掛けに向いていないように見えるインナーイヤー型も、フィット感が向上するためイヤホン自体も落ちづらくなります。


正しい装着方法のほうがいいのか、シュア掛けで工夫してつけたほうがいいのか確認してみましょう。もともとの装着方法のほうが音が綺麗に聴こえたりする場合がありますので、正しい掛け方を見て判断すると良いでしょう。

インナーイヤー型イヤホンのメリット

インナーイヤー型イヤホンのメリットとしては、イヤホンの外の音が聞き取りやすいので、周囲の音を遮り過ぎたくないという場合に便利です。この部分がデメリットに作用してしまうようなら、インナーイヤー型ではなく、カナル型などの密閉性に優れたイヤホンを使用するようにしましょう。


また、もともとの正しい着用方法でもすんなりと着用が可能で、タッチノイズもほぼないので、シュア掛けといった普段とは違った掛け方をしなくても綺麗に音が聴こえるというメリットも持っています。


さらにインナーイヤー型は耳の穴に引っ掛けて使用します。カナル型との違いは長時間の使用でも耳が痛くなりにくいという点です。サイズが合わないと落ちやすいというデメリットに変わってしまいますが、この耳の穴に引っ掛けてしようする構造がメリットに感じるのでしたら、インナーイヤー型のイヤホンがおすすめと言えます。

カナル型イヤホンのメリット

カナル型イヤホンはなんと言っても優れた密閉性が魅力的です。周囲の音が入りにくく、イヤホンからの音漏れも少ないので、電車などの人が多い場所での使用にも便利です。先端のイヤーピースも耳にフィットしやすくなっているので、シュア掛けを選択しなくても綺麗に音が聴こえます。


さらにタッチノイズが気になってしまうようであれば、シュア掛けに近い掛け方をすれば軽減もでき、使用の際に工夫できるのも大きな特徴です。カナル型であれば最初からタッチノイズを少なくするため、シュア掛けができるように設計されているものも存在します。基本的には正しく装着することが前提の設計ではありますが、こうした工夫ができるイヤホンは魅力的です。


カナル型のイヤホンは音質が良い物も多く出ているので、音楽やゲームのサウンドなどをより深く楽しみたいと思っている方にとって満足できる製品が見つかりやすいのも大きなメリットです。ヘッドホンではちょっと窮屈に感じる、イヤホンくらいのサイズで音質の良いものが欲しいと考えているのでしたら、音質にこだわっているインナーイヤー型イヤホンを探してみると、自分にあったものが見つかりやすいです。


徹底した没入感、思い通りの音質で楽しみたいという方には、メリットの多いイヤホンと言えます。

耳掛け型イヤホンのメリット

耳にかけるタイプのイヤホンは文字通り耳にかけて使用できる設計になっています。インナーイヤー型のように周囲の音も拾いやすく、完全に周囲の音をシャットアウトしてしまうと困るという方におすすめのイヤホンです。


また、インナーイヤー型の場合、耳の構造的によく外れてしまうといった方にも、耳に掛けられる設計のお陰で落ちにくくなっています。ヘッドフォンのように耳に当てて使用するので、イヤーチップを交換してもイヤホンが耳から落ちてしまう方におすすめです。もともとが耳に引っ掛ける構造のため、シュア掛けはできなくても正しい装着方法で違和感なく使用できるのも魅力的です。

デメリット解説

それぞれのイヤホンにはデメリットも存在します。今回はシュア掛けをする上でのデメリットも含めてご紹介していきますので、自分にあったイヤホン探しのためにぜひ参考にしてみてください。

インナーイヤー型イヤホンのデメリット

インナーイヤー型イヤホンのデメリットは、遮音性には優れていないため、周囲の音が入りやすいという点です。カナル型のように密閉性は高くので、周囲の音が聴こえないようにしたい方にはデメリットになってしまいます。


また、インナーイヤー型イヤホンの場合はもともとタッチノイズがそこまで多くありませんので、シュア掛けのメリットはほぼありません。さらに、もともとの構造が耳の穴に引っ掛けて使用するようになっているので、耳の形状によっては落ちやすいのも大きなデメリットです。こうしたデメリットが気になる場合は、別売りのイヤホンカバーを使用することで解消できますので、インナーイヤー型の落ちやすい部分だけがネックなのであれば、こうした道具を利用して工夫してみるのも良さそうです。

カナル型イヤホンのデメリット

カナル型イヤホンの場合、密閉性が高く、周囲の音が聞こえにくくなるというのがデメリットです。しかし、周囲の音を遮断して没入感を楽しみたいということなら、この部分は大きなデメリットにはなりません。


カナル型イヤホンはその密閉性と構造から、タッチノイズが入りやすいというデメリットも持っています。イヤホンの線が体や衣服に触ることでガサゴソとノイズが入ってしまうので、せっかく集中していても少し不快になってしまうという現象です。こうした問題はシュア掛けをすることで解消しますが、イヤホンの形によってはシュア掛けがどうしてもできないものもあり、このタッチノイズが大きなデメリットになる場合もあります。


タッチノイズが気になる方は、シュア掛けをしても問題のない構造でケーブルが耳にかけやすい構造になっているものか、タッチノイズの対策がされているイヤホンがおすすめです。購入の際には事前にチェックしておきましょう。

耳掛け型イヤホンのデメリット

耳掛けイヤホンの場合、音質はカナル型のイヤホンやヘッドホンと比べてしまうと大雑把に感じてしまいます。耳にあてるタイプのものは、インナーイヤー型よりも周囲の音が聞こえやすく、さらに音漏れもしやすいのが大きなデメリットです。しかし、しっかり耳に引っ掛けることができるので、インナーイヤー型のように周囲の生活音を完全にシャットアウトしたくない、それでも落ちにくいイヤホンが良いという方には扱いやすいイヤホンとなります。


さらに元々耳に引っ掛ける構造になっているので、シュア掛けのようにコードを耳にひっかけるような装着の仕方ができません。カナル型と掛け合わさったようなデザインのものは音漏れがしにくくなっており、さらに音漏れもしにくいので、こうした部分がデメリットに感じている方には使用しやすくなっています。


耳に正しく引っ掛けないと耳が痛くなってしまいますので、特殊な装着方法ではなく、その製品で指定されている装着方法で使用するようにしましょう。

総評

イヤホンを使う際のシュア掛けは、耳にコードを掛けることでタッチノイズを軽減させる方法です。コードに体や髪、服があたってしまってゴソゴソと音がするのを軽減することが可能ですので、音楽に集中したい方におすすめの着用方法といえます。


ただ、イヤホンの種類や形状によってシュア掛けができない場合や、元々のイヤホンの正しい付け方をしたほうが音質が良いといったものもあるので、必ずしもシュア掛けがメリットに作用するという訳でもありません。シュア掛けの恩恵が受けられるのは密閉性の高いカナル型イヤホンが大多数です。


ただし、カナル型のイヤホンのように、周りの音を遮断されると困る、耳に入れるのは痛くて難しい、というケースの場合は、耳掛けタイプやインナーイヤー型を選ぶのも良いでしょう。自分にあったイヤホンを選んで、そのイヤホンにあった正しい掛け方で音楽を楽しんでみましょう。