キャンプ初心者も安心!人気のアウトドア用テント4点を比較

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近年キャンプを題材としたアニメが話題になったこともあり、ひとりでキャンプを楽しむ「ソロキャンプ」人気が増加しています。キャンプの醍醐味の1つといえばテントを使った宿泊ですが、種類が多く、どれが良いのか分からない方もいるでしょう。そこで今回は、キャンプ初心者でも使いやすいアウトドア用テントを比較していきます。


テント選びのポイント

テント選びの際に注目するポイントは、大きく分けて3つあります。


組み立て方で選ぶ

キャンプ初心者が最も注目するべきポイントは、テントの組み立て方です。テントにはポールを通すだけで自立する「自立式テント」と、ペグや張り網といった道具で地面にテントを固定する「非自立式テント」があります。非自立式テントは慣れていないと1人で組み立てるのが大変なので、初心者には断然「自立式テント」がおすすめです。

また、海水浴やバーベキューで使うテントなら、ワンタッチ式やポップアップ式がおすすめです。宿泊には向きませんが、折り畳み傘のような手軽さで組み立てることができます。


テントの形で選ぶ

テントには「ドームタイプ」「ツールームタイプ」「ワンポールタイプ」といった種類があります。

「ドームタイプ」とは、言葉通りドーム状のテントのこと。一番よく見かける形で、自立式テントなため、初心者におすすめです。

「ツールームタイプ」とは、2部屋が一体となったテントのこと。天気に左右することなくテントの中で過ごすことができ、大人数でのキャンプに向いています。ツールームタイプなら、日除けや雨除け用のタープを張る必要もありません。

「ワンポールタイプ」とは、三角型が特徴的なテントのこと。アメリカの先住民が使っていたテントを真似て造られていて、組み立て方もシンプルです。デザインにもこだわりたい方におすすめです。


耐水性で選ぶ

テントは野外で寝泊まりをするために必要な道具です。そのため、生地の耐水性もテント選びのポイントとなっています。特に山の天気は変わりやすく、突然の雨が降ることも珍しくありません。山地の朝は湿度も高いので、耐水性は重要です。目安は耐水圧1500mm以上ですが、登山用なら耐水圧2000mm以上あると安心です。



おすすめテントのスペック

テント選びで注目するポイントを押さえたところで、それぞれのテントを比較していきます。各テントに書かれている利用人数は、テント内に入れる人数であって、宿泊できる人数ではありません。全員が横になると窮屈になるため、記載人数+1人で考えましょう。つまり、1人用でも利用人数が2人以上と書かれているテントがおすすめです。


ツーリングドームST

ツーリングドームは、コールマンから発売されているテントです。コールマンはアウトドアやキャンプ用品を専門に取り扱っているアメリカの老舗メーカーで、テントの取り扱いも数多くあります。なかでもツーリングドームSTは、Amazonのテントランキング2位を獲得する人気商品です。雨除けのタープを別で張らずとも、テントの前室に荷物を置けるのが特徴となっています。

基本スペックは以下のとおりです。


■サイズ:約210×120×100(h)cm

■重量: 約4kg

■種類:ドームタイプ

■組み立て方:自立型

■人数:2~3人用

■耐水圧:約1500mm

■価格帯:20,000円以内


アメニティドームS

アメニティドームSは、スノーピークから発売されているテントです。スノーピークはキャンプを中心としたアウトドア製品を扱う日本のメーカーです。テントも多く扱っていますが、アメニティドームSはキャンプ入門に最適とされています。大人数用にM・Lサイズも展開されていて、Lでは最大6人利用が可能です。

基本スペックは以下のとおりです。


■サイズ:355×230×120(h)cm 

■重量:5kg

■種類:ドームタイプ

■組み立て方:自立型

■人数:3人

■耐水圧:1,800mm

■価格帯:35,000以内


Fighter

Fighterは、Husky Japanから発売されているテントです。Husky Japanはチェコに設立されたアウトドアメーカーの代理店で、ヨーロッパのキャンパーが愛用するメーカーです。軍隊や登山家が採用しているテントでもあり、耐水性や強度が強いことが特徴です。

基本スペックは以下のとおりです。


■サイズ:205×390×120cm

■重量: 約4.5kg

■種類:ドームタイプ

■組み立て方:自立型

■人数:3人用

■耐水圧:PUコーティング耐水圧10,000mm(ヨーロッパ規格EN ISO 5912)

■価格帯:40,000円以内


ナバホ Tepee300

ナバホ Tepee300は、LOGOSから発売されているテントです。LOGOSはメープルの葉がトレードマークのアウトドア用品メーカーで、日本の老舗ブランドとなっています。ナバホ Tepee300はワンポールタイプなだけでなく、民族風のデザインがおしゃれなテントとなっています。同シリーズで4人用サイズも展開されているので、利用人数に合わせて選ぶことができます。

基本スペックは以下のとおりです。


■サイズ:約300×250×180(h)cm​

■重量: 約4.0kg

■種類:ワンポールタイプ

■組み立て方:自立型

■人数:2~3人用

■耐水圧:1600mm

■価格帯:25,000以内


テントの性能比較

では、それぞれの性能を比較してみましょう。

ツーリングドームST

アメニティドームS

Fighter

ナバホ Tepee300

メーカー

コールマン

(Coleman)

スノーピーク

(snow peak)

ハスキー

(Husky)

ロゴス

(LOGOS)

種類

ドームタイプ

ドームタイプ

ドームタイプ

ワンポールタイプ

サイズ

210×120×100cm

355×230×120cm

205×390×120cm

300×250×180cm

重量

4kg

5kg

4.5㎏

4.0㎏

利用人数

1~2人用

3人

3人用

2~3人用

価格帯

20,000円以内

35,000円以内

40,000円以内

25,000以内


サイズ・利用人数・重量

サイズで見てみると、最も大きいテントがナバホ Tepee300となっています。とんがり屋根が特徴的なため頂点の部分が高い構造です。テント内も大人2人で使用することができ、荷物を置くスペースもあります。その上軽量なため、優秀なテントとなっています。しかし、1人で利用するにはサイズが大きいため、2人以上での利用がおすすめです。

次に大きいのがアメニティドームS、その次がFighter、最も小さいテントがツーリングドームSTとなっています。アメニティドームSやFighterも面積が広く、ソロキャンプでは贅沢に思えるほどゆったりと過ごすことができます。その分重量があり、組み立てにも時間がかかるため、ソロキャンプの手軽さを求める場合はツーリングドームSTが優秀です。


デザイン性

デザイン性で見てみると、キャンプ入門として有名なツーリングドームSTやアメニティドームSは最も多いドームタイプのテントで、かつ人気があります。キャンプ場でテントが被ってしまい、自分のテントがどれか迷うこともあるでしょう。

その点、ナバホ Tepee300はワンポールタイプという特徴的な形だけでなく、デザイン面でもおしゃれに作られています。民族風のデザインや形状はドームタイプと比べると被ることも少なく、キャンプ場でもすぐに見つけることが可能です。デザイン面では、ナバホ Tepee300が頭1つ抜けて優秀です。しかし、女性向けとも思える可愛らしいデザインなので、抵抗がある方もいるかもしれません。


性能面で比較してみると、サイズ・デザイン共に優秀なのがナバホ Tepee300となっています。広々とテントを使いたい、ソロ・デュオでテントを兼用したいという方にはおすすめです。しかし、完全ソロキャンプ用の場合は大きいため、価格も考慮してコスパが良いのはツーリングドームSTとなっています。


テントの機能比較

次に、テントの機能面を比較してみましょう。使い勝手の良さも大切ですが、野外で使用するテントは機能面も重要です。

ツーリングドームST

アメニティドームS

Fighter

ナバホ Tepee300

メーカー

コールマン

(Coleman)

スノーピーク

(snow peak)

ハスキー

(Husky)

ロゴス

(LOGOS)

耐水圧

1500mm

1800mm

10000mm

1600mm

組み立て・撤収

10分~20分

20分

20分~30分

20分

その他

・前室あり

・別売りポールで前室が雨除けスペースになる

・UVカット加工

・前室あり

・別売りポールでタープとして使用可能

・雪風にも強い山仕様

・UVカット加工

・別売りタープと併用可能


耐水圧・暑さ・強度

テント選びの重要なポイントでもある耐水圧で比較してみると、圧倒的なのがFighterです。寒冷なヨーロッパで人気なだけあり、1日中雨の日でも浸水する心配がないのが優秀です。造りもしっかりとしていて、風速8m~10mほどの風でもペグで固定すれば動きません。キャンプ場だけでなく、登山にも使えるテントなため雪にも強く、北海道などの寒い土地での冬キャンプでもおすすめできるテントになっています。

次に耐水圧が強いのがアメニティドームS。テントのどこを計測しても基準の1500mmを超えている点が優秀で、夏場にも優しいUV加工も付いています。耐風性もありますが、Fighterのように山での使用はおすすめできません。あくまでキャンプ場で使用する用として、必要十分なスペックを備えています。

一方で、ナバホ Tepee300などは熱がこもりやすい設計となっているため夏場が暑く、夏のキャンプには向かないという声もあります。


組み立て・撤収

これらのテントは全て自立式なため組み立て・撤収が比較的簡単となっています。そのため時間にあまり差がありませんが、頑丈さが売りなFighterは重量感があることもあり、設営に少し時間がかかるようです。反対に、サイズも小さくコンパクトなツーリングドームSTは簡単に組み立てることができます。慣れると10分足らずで設営ができるという声もあるので、初心者におすすめです。

また、ツーリングドームSTやアメニティドームSといった定番テントは組み立て・撤収の動画がよく投稿されているので、説明書が分かりづらくとも調べることができます。テント設営は慣れれば早くなっていくのであくまで目安ですが、組み立て・撤収面で優秀なのはツーリングドームSTでしょう。


機能でみてみると、長期的な使用の強度や耐水性に優れているのはFighterでした。しかし、設営に少し手間がかかるというデメリットもあるので、一長一短です。耐水性・組み立て等をみてもバランスが良いのはアメニティドームSとなっています。

総評

初心者でも使える少人数向けの自立式テントを比較してみてきましたが、それぞれ特徴があり、使用用途によって優れているテントが違うという結果に辿り着きました。

比較結果からおすすめのテントをまとめてみたので、参考にしてみてください。


初心者向け:ツーリングドームST、アメニティドームS

複数人で利用する:ナバホ Tepee300、アメニティドームS、Fighter

デザイン性重視:ナバホ Tepee300

機能性・強度重視:Fighter


キャンプと聞くと高価なテントが必要だったり、他にもたくさんの道具が必要なイメージがありますが、今は道具をレンタルすることができます。これからキャンプを始めたい方は、まず行きたい場所や過ごしたいキャンプを想像して、それらの気候や条件にあったテントを探すのが良いでしょう。また、海外製テントを購入する際は偽ブランドや高価格の転売品を購入しないように注意が必要です。なるべく公式サイトでの購入をおすすめします。