キャンプやバーベキューに!アウトドアで使える焚き火台

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キャンプやバーベキューなどアウトドアをする醍醐味の1つといえば、焚き火です。日常生活で燃えている火を眺めたり、薪を燃やしたりする経験はなかなかないですよね。キャンプ場やバーベキュー場であれば、ルールに従って焚き火を楽しむことができます。


そこで今回は、アウトドアで使える焚き火台を紹介します。それぞれメリットやデメリットも踏まえて解説しているので、焚き火台選びの参考にしてみてください。


焚き火台とは?

焚き火台とは、安全に焚き火を楽しむための道具です。焚き火は焚き火OKと許可されているキャンプ場やバーベキュー場でしか行うことができません。許可が出ている場所でも、地面で直接焚き火を行うことは禁止されている場合があります。キャンプ場によっては芝生が敷かれていることもあるので、火事防止や自然保護のためにルールはしっかり守りましょう。


焚き火台があれば、直火禁止の場所でも安全に焚き火をすることができます。あくまで炎を眺めることが目的なため、薪の投入口が大きかったり、燃焼しやすい作りになっているのが特徴です。種類によっては焼き網が付いているものもあるので、簡単な調理を楽しむこともできます。


焚き火台を選ぶポイント

では、焚き火台を選ぶ時にはどのような点に気を付ければ良いのでしょうか?3つ紹介します。


薪をくべる口の大きさ

ホームセンターやキャンプ場で市販されている薪の長さは、およそ30~40cmとされています。そのため、このサイズの薪が入る焚き火台を選べばスムーズに焚き火をすることが可能です。小さいものを購入すると薪をカットする手間がかかるので、初心者には余裕のある45cm以上のサイズがおすすめとなっています。


調理もできるのか

焚き火台に焼き網を置くことで、バーベキューを楽しむこともできます。焚き火台によってはオプションで網を付けられたりするので、焚き火だけではなく調理もしたい方はチェックしておきましょう。焼き網は消耗品なので、市販の網にサイズが対応していると交換が楽になります。


また、ゴトクを使えば大型鍋の煮炊きができたり、耐荷量によってはダッチオーブンを使用することも可能です。これらのものを焚き火台で楽しみたい方は、焚き火台の付属品や耐荷量も重点的に見ておくことが大切です。


後片付けが楽か

焚き火をした後はきちんと後片付けをすることがマナー。特に、薪が燃えた後の灰を地面に捨てたりしてはいけません。火災の原因となります。キャンプ場等には灰捨て場が設けられているので、決められた場所で処分をしましょう。


後片付けの際、焚き火台に灰受け皿(アッシュパン)がついていると灰の処理が楽になります。地面に灰を落としづらくもなるので、環境にも優しく焚き火を楽しむことができます。購入の際は、灰受けが取り外せるかも確認しましょう。

 

アウトドア用焚き火台のおすすめ

焚き火台を購入しようとしても、通販サイトで調べるといくつも出てきて迷ってしまいます。ここではおすすめの焚き火台の特徴、メリット・デメリットを解説していきます。


LOGOS the ピラミッドTAKIBI L

LOGOS the ピラミッドTAKIBI Lは日本の老舗アウトドア用品メーカーLOGOSが発売している焚き火台です。メープルの葉のロゴマークは、誰もが一度は見た事があるのではないでしょうか。組み立ても簡単で、灰受け皿や収納バッグも付いています。四方のサイズは約39cm、公式サイトの価格は10,670円(税込)です。


1台で3つ楽しめる

LOGOS the ピラミッドTAKIBI Lは焚き火、バーベキュー、ダッチオーブン料理の3つを1台で楽しむことができる焚き火台です。標準でゴトクが2個付いていて、強度を補強。耐荷量は約10kgとなっています。付属品には串焼き用のプレートもあるので、ダッチオーブン料理以外にも楽しめます。

さらに、別売りのオプションアイテムと組み合わせることで本格的なバーベキューを行うことができたり、焚き火をしながら吊り鍋や囲炉裏をすることが可能となっています。


エコロゴセーブ

LOGOS特有のこだわりで、美味しく安全に調理や焚き火を行える工夫がされています。

1つ目が、「空気導線ポリシー」。これはロストルという炭を置く網を標準装備することで空気の循環を良くし、燃焼効率をあげる仕組みです。不完全燃焼を防ぎ、焼き網の温度も上げてくれます。

2つ目が「省エネポリシー」です。焚き火台を台形にすることで、炭の量を最適化。省エネと効率を兼ね備えた工夫となっています。


LOGOS the ピラミッドTAKIBI Lのメリット

LOGOS the ピラミッドTAKIBI Lのメリットは、焚き火、バーベキュー、ダッチオーブン料理の3種類の楽しみ方ができる点です。1台あればアウトドアの幅が一気に広がり、色んな楽しみ方に挑戦することができます。

バーベキューグリルと比べると焚き火台調理は不便なことが多いですが、LOGOS the ピラミッドTAKIBI Lであれば約4人分の調理をすることができるので、グリル要らず。火力もあるので、アウトドアならではの炭火料理を作ることもできます。

また、収納バッグが付いているので、保管も持ち運びも簡単となっています。


LOGOS the ピラミッドTAKIBI Lのデメリット

デメリットは、折り畳み式なため蝶番部分や隅を掃除するのに若干手間がかかる点です。また、付属の灰受け皿がそこまで強くなく、熱で変形するという声もあります。

焚き火台の中では決して安価な商品ではないため、他の焚き火台を試した後に購入してみてもいいでしょう。


UNIFLAME ファイアグリル 683040

ファイアグリルは、UNIFLAMEから発売されている焚き火台です。UNIFLAMEはアウトドア用品を専門とする日本のメーカーで、多くのキャンパーに愛用されています。

グリルとあるように調理にも対応し、ダッチオーブンも載せられる強度となっています。

ファイアグリルシリーズには様々な大きさ・価格のものがありますが、中でも683040は3~4人用の調理も可能な定番品です。四方のサイズは約43cm、公式サイトの価格は7,500円(税込)。


空気を循環させる仕組み

炎による熱膨張で炉が変形してしまう現象を防ぐため、ファイアグリルには四隅の隙間が設けられています。そのため長期の使用でも変形しにくい構造です。さらに、この隙間から空気を取り入れることで効率のいい燃焼が可能となっています。


調理に適した工夫

ファイアグリルは焼き網を斜めに載せる仕様なため、炉の四隅にスペースができるようになっています。そのため、網を外さなくても炭の調整が可能です。

また、網の四隅は火力の高い炉の中心から離れているので、保温スペースとして活用することができます。別売りの鉄板やハンガーと組み合わせることで調理の幅を広げることもできるため、焚き火メインよりも調理メインの方におすすめです。


ファイアグリル 683040のメリット

ファイアグリルのメリットは、なによりも耐久性にあります。焚き火台は火を扱うため、どうしても寿命が短くなりがちですが、ファイアグリルは5年以上使用しても壊れません。この頑丈さとリーズナブルな価格が評価されていて、類似品と比べてもコスパが良いと評判です。

シンプルな分使いやすく、愛用者も多くいるため、活用方法などの情報が多く見つけられることもメリットです。サイズのバリエーションも豊富なので、自分のスタイルに合ったファイアグリルを探すことができます。焚き火台入門におすすめです。


ファイアグリル 683040のデメリット

デメリットはあまりありませんが、折り畳み式ではないため持ち運びが若干不便という点です。しかし、専用ケースも売っているため、メーカーとして持ち運びやすくしようと考慮されているのが分かります。

また、組み立て時のスタンドの開き方が決まっているため、最初は戸惑うことがあります。しかし、長く使っていけるものなので、一度覚えてしまえば問題はありません。


CARBABY バーベキューコンロ 焚き火台

CARBABYはアウトドア用品を中心にネット通販で展開しているメーカーです。商品名のとおりバーベキューコンロと焚き火台を兼用できるもので、焼き網を載せれば2~4人分の調理ができ、外せば焚き火台として使用可能になっています。四方のサイズは約30cm、参考価格は3,980円(税込)です。


スリムな収納性

道具の持ち運びが多いキャンプ場やバーベキュー場では、なるべくコンパクトな方が便利です。CARBABYの焚き火台は非常にスリムで、収納バッグに入っている時の幅は6cmほどしかありません。バッグもA4サイズと小型で、快適に持ち運ぶことができます。


CARBABY バーベキューコンロ 焚き火台のメリット

なによりもコストパフォーマンスが良いことがメリットです。初心者でも試しやすい価格帯で、バーベキューと焚き火の両方を楽しむことができます。持ち運び、組み立て、灰の処理などすべてが楽にできるように設計されているため、入門として最適です。


CARBABY バーベキューコンロ 焚き火台のデメリット

デメリットは、サイズが30cm四方な点です。市販の薪を入れようとすると確実にはみ出るため、カットしたり小さめのサイズを購入したりする必要があります。


コールマン(Coleman) 焚火台 ファイアーディスク

ファイアーディスクは、アメリカの老舗アウトドア用品メーカーコールマンから発売されている焚き火台です。上記3つの焚き火台とは異なる丸型で、初心者が焚き火をすることに特化したモデルとなっています。

商品展開はソロ用の小さいサイズと定番サイズの2種類。今回紹介している定番サイズは、Amazonのアウトドア用バーベキューコンロ・焚き火台で2位を獲得している人気商品です。

四方のサイズは約45cm、参考価格は7,264円とリーズナブルになっています。


グッドデザイン賞受賞

焚き火台に特化したモデルということで、炎が大きく見えることが特徴です。2017年にはグッドデザイン賞も受賞していて、大きな薪でも自由に形を組むことができます。


組み立て・片付けが楽

丸型のディスクに脚が付いているだけなので、組み立ては脚を立てるだけです。それでいて安定性はしっかりしているので、倒れることはありません。


コールマン(Coleman) 焚火台 ファイアーディスクのメリット

ファイアーデスクはとにかく組み立てが簡単なことがメリットです。準備や手入れがしやすく、軽量なため灰をそのまま捨てに行くことができます。

また、炎を見るという本来の焚き火台の目的に特化しながらも、焼き網を使って簡単なバーベキューを楽しむことも可能となっています。

コールマンのブランドが好きな方や、バーベキューよりも焚き火をメインで楽しみたい方にはおすすめです。


コールマン(Coleman) 焚火台 ファイアーディスクのデメリット

重心が低いため、焼き網と炉の距離が非常に近いことがデメリットです。火元が近いため焦げやすく、調理はできますが不向きです。薪を追加でくべにくいため、火力調整も難しくなっています。




総評

アウトドアで使える焚き火台を紹介しました。焚き火台には大きく分けて焚き火を楽しむものと、調理も楽しむものがあります。自分の使用用途に合わせて、お気に入りの焚き火台を探してみてください。過程が面倒くさくて焚き火台を使わなくなってしまったら本末転倒ですので、初心者の方は準備・片付けが楽なものをおすすめします。